スレート、コロニアル

スレート葺き替えにお薦めの屋根材、ルーフィング、工事の工法

スレート工事、屋根材選択タイトル

スレート屋根の葺き替え方法:既存の屋根材を撤去する「撤去工法」既存の屋根材、今場合は、スレート・コロニアルですが、これを残して新しい仕上材を重ね葺きする「カバー工法」があります。また夏の暑さを少しでも和らげる通気工法も組み合わせる工法もあり、どれがお薦めか?その理由をお知らせいたします。

スレートを撤去するか、カバー工法にするかでまず考えると思いますが、そのメリット、デメリットは別ページに提示しました。お助け隊としては「カバー工法」を否定しませんが、そのデメリットも良く考えて選んで欲しいです。

このページでは、スレート材を撤去する方法とカバー工法においてそれぞれにお薦めの屋根材、ルーフィング、工法をお知らせしています。具体的なメーカーのどの商品かは、一部選んでいませんが、それは屋根屋さんの意見を聞いてください。または、お助け隊でもアドバイスいたします。あくまでもアドバイスです。他の意見も参考にしてください。

一番契約の多いスレート屋根の工事です。一番やり方、材料を良く吟味して納得できる屋根葺き替え工事にしたいものです。

 

スレート屋根/撤去方法での葺き替え工事

スレート、コロニアルを撤去する葺き替えでは、お薦めはいろいろありますが、仕上材は耐用年数の長い、石粒付鋼板・ジンカリウム鋼板を選びました。この屋根材の耐用年数に近くコストもそこそこのニューライナールーフィング、断熱材がないので、これもコストパーフォーマンスの良い通気工法をお薦めします。

既存の屋根がスレート、コロニアルの場合で撤去する工法を選んだ場合の各材料は;

  • 仕上材:石粒付鋼板・ジンカリウム鋼板
  • ルーフィング:ニューライナールーフィング
  • 追加の工法:通気工法(夏の暑さ対策)

石粒付鋼板通気ライナー

石粒付鋼板、通気工法写真

スレート屋根のリフォームの中ではスレートを撤去し、ジンカリウム鋼板を使い、通気工法にすると、結構費用が高くなります。しかし、費用をかける理由と利益があると思っています。スレート屋根のスレートを撤去する工法でのお薦めの屋根材と工法は:

ジンカリウム鋼板 + ニューライナールーフィング + 通気工法

になります。

 

お薦めの理由:

  • 耐用年数 50年の屋根材
  • 耐用年数30年のルーフィング
  • 通気工法により夏の暑さに強い断熱性能
  • ガルバリウム鋼板より1割程度高いだけ
  • 雨音がしない石粒付鋼板

石粒付鋼板、通気工法写真

価格を考えれば、ガルバリウム鋼板や石粒付鋼板のカバー工法が良いと思います。しかし、夏の暑さ対策、雨音の対策を考えたとき、特に断熱とコストを鑑みたとき、お薦めは現在のところ、この屋根材と工法がベストと考えます。断熱はもっとお金をかて他の方法もありますが、コストパーフォーマンスを考えました。通気工法は、夏のことを考えると効果と費用が最もバランス良くマッチングした工法です。また、石粒付鋼板を選ぶことにより耐用年数は長い50年です。ルーフィングもそれに合わせて30年以上もつもの(NEWライナールーフィング)を選びました。

主な材料と工法:

スレート材を撤去し、下地を重ねて間に空気層を作る通気工法を採用
仕上材:石粒付鋼板(ディプロマット、エコグラーニ:耐用年数:50年)
ルーフィング:NEWライナールーフィング(耐用年数:30年以上)

本来なら石粒付鋼板とルーフィングの耐用年数は同じが良いのですが、30年以上の耐用年数を持つルーフィングは、同じ田島ルーフィングのマスタールーフィングしかありません。(耐用年数:60年)価格は平米¥5,000~¥6,000でお金に余裕のあるお客様は選んでも良いと思いますが、ちょっと予算的に厳しいと考えます。ルーフィングについて

また、通気工法は、カバー工法より断熱性能が良く、夏、暖まった空気を自然換気で入れ替えられるので、より断熱効果が得られるのが特徴です。通気工法では石粒付鋼板、ガルバリウム鋼板、シングルとトタン屋根と施工が可能です。 ・・・通気工法の断熱性能

何故、新しいガルバリウム鋼板ではなくて、石粒付鋼板かというと、耐用年数が新ガルバリウム鋼板は35年以上ですが、石粒付鋼板は50年です。価格は石粒付鋼板(ディプロマット)は¥7,000/平米程度とガルバリウム鋼板と比較してそんなに高くはなく、且つ、50年の耐用年数が魅力です。

施工費用(スレート撤去の場合)

ジンカリウム鋼板 + NEWライナールーフィング + 通気工法

この工法の工事費用を見てみます。屋根の例として、下のようなものを想定します。

建坪20坪サンプルの屋根

葺き替え項目金額単価数量単位備考
スレート撤去費用¥146,340¥1,80081.3平米
廃材処理費用¥121,950¥1,50081.3平米
桟木施工費用¥81,300¥1,00081.3平米通気工法の為、空気層を作る為に下駄
コンパネ(二枚目)¥162,600¥2,00081.3平米通気工法の為
ルーフィング¥ 73,170¥90081.3平米ニューライナールーフィング:耐用年数30年
石粒付鋼板
本体施工費
¥ 569,100¥7,00081.3平米ディプロマットかエコグラーニ仕様
棟部分施工費用¥ 164,750¥5,00032.95
2階建大屋根の棟
軒先水きり部分¥ 97,725¥2,50039.09軒先に施工する部品、軒先唐草
けらば部分雨抑え¥ 0¥4,0000切り妻屋根の横部分
壁の取合部分雨抑え¥ 0¥4,5000一階下屋の壁と屋根との間の部品
谷部分¥ 37,730¥5,5006.86谷板金施工
足場設置&解体費用¥ 162,400¥800203平米工事の為の足場費用
屋根工事の小計¥ 1,617,065
諸経費(工事費の5%)¥ 80,853
税抜き合計¥ 1,697,918
税込合計
(千円未満四捨五入)
概算のため
¥ 1,868,000

 

スレート屋根/カバー工法での屋根工事

石粒付鋼板がお薦めなのは同じですが、カバー工法の場合、ニューライナールーフィングやゴムアスはタッカーで固定出来ないので、長い釘で固定します。屋根に大きな穴を空けるわけです。

太い釘で固定しますので、破れ、裂けのリスクが大きいので、ルーフィングの裏面に専用の接着剤を塗布した自着式ルーフィングが有利です。ルーフィング全面に接着剤が塗布されていますので、固定するのが釘やタッカーのような点での固定ではないので、スレートの上に面接着でしっかり固定できルーフィングの裂け、破れのリスクをかなり軽減できます。

勿論、撤去する工法にも使って良いと思います。実績のあるニューライナールーフィングが良いのか、自着式ルーフィングを選ぶべきか?迷うところです。

カバー工法においては、自着式ルーフィングをお薦めします。カバー工法においてはゴムアスや普通のルーフィングを使わないのが主流になっています。・・・これも自分で調べてください。

 

ジンカリウム鋼板がお薦めの理由:

ジンカリウム鋼板の耐用年数が50年と高く、表面の石粒が雨を拡散し、雨音がしないことがガルバリウム鋼板より有利な点でお薦めです。

価格は、施工価格のお助け隊の相場感で、ガルバリウム鋼板(SGL)の本体施工相場:¥6,500/平米、ジンカリウム鋼板の本体施工費用:¥7,000/平米(提携屋根屋さん)で、価格差はそれほど高くなくいです。2022年現在、ガルバリウム鋼板、SGLは値上げが何度とされていて、施工価格は上がっています。ジンカリウム鋼板との差が縮まっています。

しかし、ジンカリウム鋼板もやがて価格の改定があると思いますが、今はその狭間で屋根屋さんによっては、ジンカリウム鋼板の方が本体価格は安くなっている逆転現象もあると聞いています。

具体的な施工価格は、直接屋根屋に見積を依頼して確認してください。

主な材料と工法:

スレート材の上からルーフィング、ジンカリウム鋼板を施工する工法です(カバー工法)
仕上材:ジンカリウム鋼板(ディプロマット、エコグラーニ:耐用年数:50年)
ルーフィング:自着式ルーフィング(ニューライナールーフィングとどちらが良いのか?私だったら自着式ルーフィングを選びます:私見、2022年7月現在)

 

施工費用(提携屋根屋の費用概算)

撤去のときと同じモデルでの試算:

建坪20坪サンプルの屋根

葺き替え項目金額単価数量単位備考
ルーフィング施工費¥ 97,560¥1,20081.3平米自着式ルーフィング
石粒付鋼板
本体施工費
¥ 569,100¥7,00081.3平米ディプロマットかエコグラーニ仕様
棟部分施工費用¥ 164,750¥5,00032.95
2階建大屋根の棟
軒先水きり部分¥ 97,725¥2,50039.09軒先に施工する部品、軒先唐草
けらば部分雨抑え¥ 0¥4,0000切り妻屋根の横部分
壁の取合部分雨抑え¥ 0¥4,5000一階下屋の壁と屋根との間の部品
谷部分¥ 37,730¥5,5006.86谷板金施工
足場設置&解体費用¥ 162,400¥800203平米工事の為の足場費用
屋根工事の小計¥ 1,129,265
諸経費(工事費の5%)¥ 56,463
税抜き合計
¥ 1,185,728
総合計金額
(千円未満四捨五入)
概算のため
¥ 1,304,000

 

スレート屋根から屋根を替える際に石粒付鋼板をお薦めしました。ここでは、スレートの屋根葺き替えには、撤去工法とカバー工法があり、通気工法を含めた利点、選んだ理由、施工費用の概算をお知らせしました。

撤去工法の費用が撤去費+廃材処理の分は高くなるのは仕方ないのですが、この費用に26万円程の経費は大きいです。勿論撤去工法で通気工法をやらない方法もありです。その分施工費用が節約できます。カバー工法と通気工法の断熱性能の違いを良く検討してください。

 

通気工法とカバー工法の断熱性能の比較:参考

ガルバリウム鋼板も同じですが、断熱性能、特に夏、金属材料なので、太陽の熱射とまともに受けると屋根の表面温度は、70度、80度にもなります。それを少しでも緩和する為に通気工法が考えだされました。

スレート、コロニアルを撤去し、下地材と仕上材との間に隙間を空ける工事方法が通気工法です。その通気工法と金属の屋根材のみのときの断熱性能を実験で比較しました。

通気工法とカバー工法との断熱性能の比較です。

通気工法の断熱性能

実験の条件は、下地材+ルーフィング+スーパーガルテクトと通気工法の下地材+桟木+二枚目下地材+ルーフィング+横暖ルーフαSの比較です。スーパーガルテクトと横暖ルーフαSはともに断熱材が10mm程度ありその断熱性能は実験で同じという結果がでています。

一番気温の高い、14:00前後の各温度を比較すると、非通気工法では40度、通気工法では37度、どちらも同じように暑いですが、通気工法は少し外気温より低くなりました。

この実験では、金属の屋根材(この場合はガルバリウム鋼板)では通気工法の效果が劇的とは言えないですが、それなりの效果はあると考えます。

夏、暖まった下地材と屋根材の間の空気を自然に循環して新しい空気をゆっくりではありますが入れ換える方が屋根の温度は下り、部屋の温度も下がるという理屈です。

 

もっと部屋の温度を下げる方法、屋根材はないのか?

通気工法のグラフを見ても精々外気温よりわずかに温度は低くなるだけです。もっと部屋の温度を下げる方法はないのか?と良く聞かれます。方法はたくさんありますが、屋根の部分でのリフォームによる断熱はコストパーフォーマンス的に良いと思います。お金をかければもっと高效果のやり方はあります。

空気層や断熱材をもっと厚く、50mm、100mm、200mmと増やせば断熱性能は上がると思います。しかし、コスト、費用も上がります。100mm以上だと屋根の構造を変えなければならない事態になるかもしれません。また屋根の高さが変わると、雨樋の架替えもしないといけないことなります。コストがどんどん増加します。

もし、天井裏、小屋裏があるのなら、屋根にお金をかけるのなら、その天井裏に断熱材を敷き詰める方法がの方がコストもそんなにかけずに、もっと効果的に断熱ができます。

・・・これにつては、問い合わせしてください。私の体験談を交えてアドバイスいたします。

 

まとめ

スレート、コロニアル屋根のリフォームには、既存の屋根材を撤去する方法と既存の屋根材を残して被せるカバー工法があります。また夏の暑さ対策に多少断熱性能の良い工法と言うと比較的コストが低く效果のある通気工法がお薦めになります。

スレート・コロニアル屋根の葺き替えには、既存の屋根材を撤去するのか?そのまま残してカバー工法にするのか?の選択があります。また、耐用年数、雨音の利点からジンカリウム鋼板を紹介しました。ガルバリウム鋼板での対応可能です。

また、カバー工法を選択した場合は、ルーフィングに自着式のものを採用するべきと、お知らせしました。また、夏の暑さ対策に通気工法もご紹介しました。勿論ガルバリウム鋼板での撤去方法+通気工法でもOKです。

キーワード:撤去工法、カバー工法、ジンカリウム鋼板、自着式ルーフィング、通気工法

 

スレート屋根葺き替えについての屋根材、工法は以上です

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