ルーフィング/知らせざる重要な材料

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知らないと損をするかもしれない/ルーフィング、防水材の知識

ルーフィングのメインロゴ

雨、雨漏りを防いでいるのは、瓦でも、スレート材でもガルバリウム鋼板でもなく、このアスファルトルーフィング(略して;ルーフィング、又は防水材)です。

乱暴に言えば、瓦が欠けても、割れてもスレート材に大きなひびが発生しても、ルーフィングがしっかりしていれば雨漏りは起こりません。瓦やスレート材が割れて雨漏りが起こるのは、その割れたことによってルーフィングにダメージを与えたからです。ルーフィングが破れたり、穴が空いたりです。ここから雨漏りが起こりえます。

 

注意:

・ルーフィングは下葺き材ともいいます/防水材、下葺き材、アスファルトルーフィング、ルーフィングいろいろ言い方がありますが同じものです。

・仕上材とは屋根の一番上に施工される、瓦材、トタン、スレート材、ガルバリウム鋼板などの屋根材のことです。一番気になる屋根材です。

 

雨漏りする寿命と「外観・美観」の寿命は違う

雨漏りが始まったらそろそろ屋根の寿命かな?と思います。ではどの材料の寿命、耐用年数が来たのでしょうか?雨漏りを防いでいるのはルーフィングですので、ルーフィングの耐用年数がそろそろ来たと考えるべきで、瓦やスレート材、トタンの仕上げ材の耐用年数ではありません。屋根の耐用年数には2つあり、家を形成する美観、意匠を綺麗に保つ寿命と家を雨から守る、雨漏りの寿命との2つです。

1:家の美観、景観を美しく保つ、屋根は家の意匠そのものです重要な機能
2:家を雨から、特に雨漏りから守る機能

1の美観の寿命は個人の感覚で違います。どれだけ仕上げの劣化が進んだら寿命なのか?交換か、塗装かを判断するのは重要なことですが主観的なこと。屋根は家の意匠そのものですから重要です。

2:の雨漏りはもっと切実です。雨漏りを長期間放置すると、屋根裏を腐食させ数年間何も対処しないと住めなくなります。それより前に対処するでしょうが、この雨に対する耐用年数は、ルーフィングの耐用年数のことです。繰り返しですが、仕上材がどうなろうと、ルーフィングさえしっかりしていれば雨漏りは起こりません。

女の子の画像で屋根のこと

これらを混同してはいけません。例えばスレート材の塗装が剥げ、ヒビ、割れもひどくなったのは、美観が損なわれたのであって、ルーフィングが劣化したことではありません。よって雨漏りが発生するかはスレート材を見ただけでは分からないのです。これが築10年足らずでスレート材が劣化してもルーフィングの耐用年数は20年程度ありますので、すぐには雨漏りにはなりません。しかし、スレート材の間から雨が頻繁に入り込みルーフィングの劣化を早めることはあると思います。

 

最終的に防水をしているのはルーフィング:

もちろん仕上材も家を雨、風が家の中に、屋根の中に侵入するのを大まかに防いでいます。でも横殴りの防風、台風などで僅かな隙間から入ってくる雨を防いでいるのはルーフィング(防水材)です。ルーフィングを施工せず屋根を作るとあっという間に雨が下地材を濡らしてしまいます。

ルーフィングの耐用年数が重要です

ルーフィングの防水機能がなくなったら、ルーフィングに空けられた釘、ビスの穴が大きくなったり、地震で裂けたり、劣化によって防水をしているアスファルトがなくなったりすると、雨漏りが始まります。

しかし、雨漏りで大量の水が部屋まで来ることはなく、強い雨風のときに徐々に下地材を濡らし柱を伝わって天井や壁を濡らしていきます。防風がおさまると水は無くなります。これを何回も繰り返すと、家の木部を腐食させ家が傷みます。でもそれは時間がかかります。

脅かして契約をとる悪徳業者のやり方:

雨漏りはすぐに対処するべきですが、良く訪問業者が雨漏りを見つけたり家主から聞くと「直ちに修理をしないと大変なことになる」と言って脅かしますが、いったい大変なことになるのになるのは何時なのか?明日にでも家がだめになるようなセールストークをしますが、脅かしです。

脅かして、気を動転させ、修理の契約書にサインさせる。悪徳業者の常套手段です。俺俺詐欺と同じ手法です。金額や対処の仕方が適正ならそこに依頼しても良いですが、一応話しを聞いて他の屋根屋の話し、金額、対処の方法を比較することが肝要です。大抵このような業者は金額が高いか葺き替え、大きな工事を薦めます。

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ルーフィングの寿命、耐用年数

現在主流で使われている「ゴムアス」(ゴム改質アスファルトルーフィング)で20~30年、適当ですね?と言われますが、適当にしか答えられないのが現状です。メーカーが答えていないのですから。当然保証もなく、ユーザーや屋根屋はどのルーフィングを選べば良いのか?分かりません。屋根屋はどのように選んでいるのか?

確たる理由はないようです。試しに見積を取ったら聞いて見てください。見積にさえルーフィングの製品名とメーカー名の入っていない見積が殆どです。これってルーフィングは何を施工されるのか、屋根屋任せってこと、どんなルーフィングを施工されても文句は言えないです。これからはルーフィングを屋根屋に任せる時代ではありません。仕上材と同じように施主がルーフィングを選んで依頼する時代です。

今までのガルバリウム鋼板では耐用年数が25年です。今の改質アスファルトルーフィング(ゴムアスもこの一種)で十分ですが、新しいガルバリウム鋼板の耐用年数は30年以上です。ジンカリウム鋼板は50年。(因みに釉薬瓦は60年)これでゴムアスの耐用年数20年の製品で良いのでしょうか?

じゃ、どのルーフィングにすれば良いのか?

保証値ではありませんが、耐用年数が30年以上と謳っている製品があります。田島ルーフィングのニューライナールーフィング、60年と言っているマスタールーフィングです。マスタールーフィングは施工価格で¥4,000~¥5,000/㎡ですのでちょっと手がでません。でもニューライナールーフィングなら普及品と少しの差額で施工が可能です。(¥800~¥900/㎡程度)

本来なら2,3の製品を候補に挙げたいところですが残念です。このライナールーフィングは30年以上も前に販売されていて、今は名前が「ニュー」ライナールーフィングと変っていますが、カタログに耐用年数:30年と記載されています。他の製品には耐用年数の記載がないです。

>>> ルーフィング、防水材のJIS規格と優秀な製品について

ルーフィングの防水性能の経年変化/促進実験値

JISや工業会の規格試験だけでは耐用年数がどのくらいなのか、分かりません。寿命に関する試験項目、例えば1年分の悪環境を短時間負荷をかけて、時間を短くして測定する負荷試験や促進試験などをメーカーが独自でやっています。そのデータが唯一の目安です。下の様なグラフです。

ルーフィングの促進試験のグラフ

田島ルーフィングのルーフィング製品での促進試験のグラフです。マスタールーフィング、改質アスファルトルーフィング(所謂ゴムアス)、一番初期の規格品であるJIS A6005 940のルーフィングの3つを悪環境下で時間を縮めて試験をしたものです。

縦軸は防水層の柔軟性で耐用年数と何の関係があるのかというと、アスファルトは経年変化でだんだん硬くなり、釘、ビス、タッカーの針の隙間を埋めきれなくなり漏水が始まります。この柔軟性のなくなる時期が雨漏りの始まる時期としているわけです。必ずしも柔軟性の喪失と雨漏りの始まる時期は同じではありませんが、柔軟性のレベルが矢印のころになったら釘やビスの隙間から雨漏りが始まる可能性が大である範囲としています。

改質アスファルトルーフィング(ゴムアス)で20年前後、マスタールーフィングではなんと60年経ってもアスファルトの柔軟性は危険レベルに達していません。

このグラフのツッコミどころ:

ルーフィングの耐用年数を測定するのは容易なことではありません。正解が得られるのは20年後、30年後なのですから、そこで環境の変化の時間軸を縮めて測定する方法が促進試験法です。このグラフの一番の疑問が縦軸です。「防水層の柔軟性」とあります。これはどのような測定をして何の要素を測ったのか?書かれていません。

また、この実験によると、アスファルトルーフィング940とは、JIS規格 A6005の940という最も古い規格のルーフィングですが、それでも施工した当初から雨漏りの危険があると示されています。時間0で既に危険の箇所より柔軟性は下です。

でもそんなことはない訳で、多分この柔軟性の試験の仕様を940の製品は始めから満たしていないのではないか?と考えられます。

カタログに耐用年数30年、60年と書くためにはいろいろな試験をしてその上でカタログに書くと信じます。決してこのデータだけで決めた値ではないのではないでしょうか?

このような耐用年数の実験は他のメーカーがやってそのデータを載せているのを知りません。やっていても載せられないのかもしれませんが、田島ルーフィングだけが実験のデータを載せているのかもしれません。もし、他のメーカーが促進試験のデータを(JISの試験結果、ARK-04の試験データではありません)のせていたら、是非お知らせください。0120-58-1152まで。

 

以上です。

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