ガルバリウム鋼板施工費用

カバー工法費用 @建坪10坪・屋根面積50㎡

カバー工法の工事費用 60万円 @屋根面積50㎡ SGL

ガルバリウム鋼板、SGLでのカバー工法費用は、屋根面積50㎡で概ね60万円程度です。

ガルバリウム鋼板は、2016年現日本製鉄が開発したSGLにより新しい製品になりました。スーパーガルバリウム鋼板とかスーパー鋼板などの別称で言われています。昔のガルバより長持ちで価格もほぼ同じ優れた屋根材になりました。またJFEはこれに対抗し、J-クラフトを開発しています。ここではSGLによる建坪10坪、屋根面積50㎡のカバー工事費用についてお知らせしたいと思います。

ガルバリウム鋼板カバー工法費用10坪

次世代ガルバリウム鋼板でのカバー工法費用相場/屋根面積49.3㎡

葺き替え項目金額単価数量単位備考
ルーフィング施工費¥ 59,160¥1,20049.3平米自着式ルーフィング
ガルバリウム鋼板
本体施工費
¥ 320,450¥6,50049.3平米スーパーガルバリウム鋼板仕様
棟部分施工費用¥ 19,080¥3,0006.36
2階建大屋根の棟
軒先水きり部分¥ 21,195¥1,50014.13軒先に施工する部品、軒先唐草
けらば部分雨抑え¥ 40,150¥2,50016.06切り妻屋根の横部分
壁の取合部分雨抑え¥ 21,000¥3,5006.0一階下屋の壁と屋根との間の部品
足場設置&解体費用¥100,000¥800125平米工事の為の足場費用
屋根工事の小計¥ 581,035
諸経費(工事費の5%)¥ 29,052
税込合計金額¥ 671,000(千円未満四捨五入)概算のため

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(上記概算金額は、価格の保証ではありません。お助け隊独自の相場感から出した費用であり、具体的な正式見積は、提携屋根屋の現地調査の後になります)

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建坪10坪のサンプル家屋画像

屋根伏図:サンプルの家を上から見た外観図、青い部分が屋根

10坪の屋根伏図

建坪10坪、屋根面積:49.3㎡、2階建ての家モデルを使い、ガルバリウム鋼板のカバー工法での屋根葺き替え費用、相場を概算いたします。使う屋根材は、SGL・スーパーガルバリウム鋼板。工事の方法は重ね葺き工法(カバー工法)です。

  • 建坪(一階床面積):10坪、33㎡
  • 屋根:切り妻型、
  • 面積:49.3㎡(1階:4.14㎡、2階:45.18㎡)
  • 既存屋根材:スレート材
  • 工法:カバー工法
  • 葺き替える屋根材:SGL・スーパーガルバリウム鋼板
  • 屋根勾配:4寸:4/10
  • 軒先の長さ、1階:3.13m、2階:11m
  • けらばの長さ、1階:2.86m、2階:13.2m
  • 壁の取り合い:長さ、1階:6.0m
  • 2階の棟の長さ: 6.36m

このスレート屋根で、カバー工法ができる屋根材は;

  • ガルバリウム鋼板、スーパーガルバリウム鋼板
  • 石粒付鋼板(ジンカリウム鋼板)
  • シングル材(アスファルトシングル)
  • スレート材(コロニアル、カラーベスト)だめな訳

です。トタン屋根もできなくはないですが、わざわざトタン屋根にするお客様はいませんので割愛します。10年間で1例もありませんでした。

この例での屋根材の選び方は、それぞれの材料の利点、欠点、耐用年数、デザインと価格とを鑑み、お客様の希望にあったものを選ぶべきです。業者の営業の言うことも一応参考に聞いて、実際の施工価格は相見積をとることです。

カバー工法のメリット

カバー工法のメリットは、一番に既存の屋根材を撤去する費用が不要なことです。スレート材は、家庭のゴミとして市町村が処理できないので、産業廃棄物業者に持ち込んで処理してもらわなければなりません。スレート材を撤去する手間と廃材処理には結構な費用が必要で、これがゼロになるのは、コストの面で助かります。

別のメリットとしては、既存のスレート材を残すことによって、このスレート材が断熱材になり、また雨音を防ぐ遮音の効果をもたらします。メリットが大きい工法なのです。しかし、デメリットもないわけではありません。 まとめると;

  • 既存屋根材の撤去費用、廃材処理費用が不要
  • 工期が短くなる
  • 既存スレート材が断熱材になる
  • 既存スレート材が雨音を軽減する効果がある

カバー工法のデメリット

カバー工法のデメリットとしては;

  1. スレート材表面の苔、カビなどを残してしまう(気分的に不快)
  2. 屋根の高さが変わってしまう・・・雨樋の架替えになるかも?
  3. ガルバリウム鋼板で、5Kg/㎡、100㎡の屋根全体で500Kgの加重で屋根が重くなり耐震的に心配。石粒付鋼板:7Kg/㎡、シングル:7Kg/㎡

デメリットの対策:

  1. の対策は、工事の前に高圧洗浄を行い、できるだけ苔、カビを落とす。
  2. ガルバリウム鋼板のカバー工法では、ルーフィングの厚さ:2mm、ガルバリウム鋼板の厚さ:16mm、雨樋の調整でOKな場合が多い、またはその調整も不要なこともしばしば、実際には屋根屋に検分してもらわないといけないが・・・石粒付鋼板、シングルも同程度。
  3. 重量が増えるので耐震はよくならないが、程度の問題、500Kg、700Kgと聞くと大変な重量だが、耐震の診断によると、家全体の重量が問題になっていて、それほど大きく悪化しない

>>> 耐震については、「スレートのカバー工法は耐震に不利なのか?」参照

まとめ

スレート屋根50㎡のSGL・スーパーガルバリウム鋼板によるカバー工法工事費用

:本体+役物施工費用:足場込の税抜き費用: 約60万円

参考:本体以外の役物(屋根部品)

屋根の役物の位置

棟部分:赤の矢印

屋根の天辺、この屋根は切り妻なので、二階に1本あります。スレート屋根の場合は金属のカバーがあります。これを「棟板金」と言います。

軒先部分:緑の矢印

屋根で雨水が最終的に雨樋に落ちる部分、雨が確実に雨樋に行くように、屋根の裏側にいかさない為の役物として、軒先に施工する役物です。「軒先唐草」と言います。この軒先唐草がないと雨水は軒先の裏側に回り込み軒天を濡らして腐食の原因になります。確実に雨樋に水を導く役物、部品になります。

けらば部分:ピンクの矢印

軒先とは別の端にあり、勾配がわかる部分です。ここからも雨水の侵入があり、それを防ぐ為の部品があります。けらばの雨抑えです。「けらば」は切り妻、片流れの屋根にある部分の名称です。

壁の取り合い部分:黄色の矢印

この屋根では、二階の壁と一階の屋根の境界に当たります。強い風雨ではここから雨が入り込みますので、それを防ぐ部品が必要です。「壁の取り合い部分」と言います。

屋根の役物、部品はおおかたが、本体のスレート材、材料で雨を防ぎきれない部分は、専用の部品を使って雨漏りを防いでいます。

10坪のスレート屋根の葺き替えは以上です。

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