アスファルトシングル/全米で50%以上の木造家屋に使われている屋根材

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米国では50%以上の木造住宅に使われているアスファルトシングル

日本ではあまり知られていませんが、アメリカでは一般木造家屋の50%以上、中には80%以上もの家に使われていると言われています。施工が勘弁で施主にも施工ができ、日本で言うホームセンター、Do it yourselfのお店には自分で屋根をリフォームする為の材料、道具が揃っています。日本ではあまり自分で屋根をリフォームする人は見かけませんが、シングル材を張り替えるくらいはやります。

アスファルトシングルサブメイン画像

このメーカーのブルーは綺麗です。洋風の建物に良くマッチしています

アスファルトシングルの利点と欠点

シングル材の利点
・自着式のルーフィングを使うと釘、ビスなどを使わずに施工できる
・スレート材のカバー工法ができる
・軽量:12Kg/平米、スレート:20Kg/平米、瓦:40Kg/平米
・施工が比較的簡便なため施工費用が安い

シングル材の欠点
・日本で供給しているメーカーが少なく種類、モデルが少ない
・スレートのカバーではガルバリウム鋼板より重い@ガルバリウム鋼板:5Kg/平米
・日本ではあまり広まっていない・・・ガルバより施工業者が少ない
・再塗装が難しいので一枚単位での交換になる。または葺き替え

アスファルトシングルの最大の利点は、自着式のルーフィングと共に施工すると、釘、ビス、タッカイーの類を使わずに施工ができるので、屋根に穴を空けなくて済みます。つまり雨漏りの遠因・原因となる釘穴が一切ない屋根が出来ります。

 

アスファルトシングル材/曲がる屋根材

略して「シングル材」とはどんな屋根材?/硬いカーペット、薄いタイル?
下に一枚のシングル材の写真を載せます。厚さ:3mm程度、幅337mm×長さ984mmの硬いカーペットのような感じです。表面は細かい石粒がコーティングしてありザラザラしています。雨があたっても雨音はしないと思います。実際しませんでした。(コロニアル程度)。材料は他の屋根材と比較してもかなり柔軟性があり、複雑な屋根では施工が楽だろうなと思います。このシングル材の施工方法は釘で止める方法と接着剤を使う方法があります。

シングル材料表面&曲がる材料

シングルの表面拡大写真

シングル材の表面の拡大写真を見てもらうと、細かい石粒が確認できると思います。シングル材はその名前のように、材料に使っていて基材はグラスファイバー板にアスファルトを表裏に塗布し、表には細かい石粒(砂)をコーティングした屋根材になっています。米国発の屋根材です。日本では燃焼性のアスファルトを使用している関係で飛び火の認定がなかな下りなくて日本での発売が遅れていたようです。

米国ではホームセンターで簡単に手に入り施工道具も豊富です。屋根ぐらいは自分で葺き替えをする文化の国ですので、素人でも屋根の葺き替えが比較的簡単にできるこの屋根材が人気のようです。因みに日本で大流行したコロニアル、スレート材の最大手はスレートによるアスベストの問題で何万件という訴訟の賠償金支払いに耐えきれず倒産。スレート材の供給が止まりシングルが主流になっていきます。

アスファルトシングル青

 

アスファルトシングル茶

Shingletaiyou

アスファルトシングルの耐用年数

原油の分溜した最後の重い成分がアスファルトでこれをフェルト紙に浸透させて作ったものがアスファルトシングルです。現在はもっと上部なファイバーグラスに代わっていて米国やカナダでは50%以上の木造住宅に使われているほど一般的な屋根材です。

シングル材の耐用年数を調査した記録が、The Partnership for Advancing Technology in Housing、略してPATH、によってデーターが公表されています。それによるとシングル材は地域によってその耐用年数が変化しますが、地域の例を挙げると;

・アリゾナのフェニックス:14年
・ミネソタ州ミネアポリス:19.5年
・ペンシルバニア州レディング:20.8年

これらの地域の年間気温のグラフを示したものが下図になります。

気温のグラフ アリゾナ

気温のグラフ レディング

気温の高いところほどシングル材の耐用年数が短く、寒い都市ほど長く持つとうデータもあるようです。また一日の気温差が大きいほど収縮、拡張を短い時間で繰り返すので劣化が早いと考えられます。また水分が多いとカビ、細菌の増加を促しそれが劣化を早める、冬は零度以下で水が凍結する融解するを繰り返すことで劣化を早めることもあります。結果暑い都市、冬の寒冷地が温暖な都市より劣化が早いと言えそうです。

アリゾナの様な6月、7月、8月の最高気温が40度にもなり、最低気温との差が10度以上もある箇所の耐用年数が短いのは上の理由で理解できますし、ミネアポリスとレディングの気温の変化がおおよそ似ていて、耐用年数も大差ないことも理解できそうです。では東京の気温もミネアポリスとレディングとそんなに大差がないのですが、冬の温度が0度より高いの水が凍結することはあまりないので、両都市より東京でのシングル材の耐用年数は長く、20年を超えると予想されます。

 

以上です。

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