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アスファルトシングルでのカバー工法/最強の工法は?

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シングルカバー工法画像

アスファルトシングルでのカバー工法/最強の工法がある

カバー工法は、既存の屋根材、例えばスレート材を撤去せず、その上からルーフィング、軽量な屋根材を被せる工法です。しかし、ルーフィングや屋根材を施工するときは釘やビスを使います。と言うことはルーフィングと屋根材に穴をあけることですので、雨漏りの原因を自ら作っています。

これを見事に克服する工法が、自着式のルーフィングとシングルの接着剤工法です。この施工方法では釘、ビスを使いません。普通の屋根屋はこの工法をやりません。お助け隊の屋根屋もできるのは極少数の業者です。

アスファルトシングル施工画像

①:既存のスレート材です。②:自着式のルーフィングですが釘、タッカーを全く使いません ③:ルーフィングの上にシングルを施工している写真、この屋根屋さんは接着材と釘で固定していますが、専用接着材を適量追加して接着剤のみでの固定ができます。(工数がかかるので釘との併用をする業者もいます)④:棟部分を残して施工が完了するところです。

アスファルトシングル完成写真

このカバー工法は少し特殊で、施工の順番は他のカバー工法と同じですが、自着式のルーフィングと接着剤を使うシングルの施工方法はその固定方式が違います。写真からは分かり難いですが、釘の打つ本数がかなり少ないです。全く打たないことも可能で、これがこの工法の真骨頂なのですが、この業者さんはところどころ釘を打っています。しかし、ルーフィングの固定にはタッカーを使っていません。もちろん釘も使っていません。

自着式のルーフィングもあまり普及していませんし、シングルは知っていて施工が出来ても、きちんと強風にも耐えられるようなやり方は日本では残念ながら普及していません。価格も高くなりがちです。この工法は既存屋根材を撤去しても使える工法なので、お助け隊はお薦めの方法として知らせていきたいと思っています。やるやらないは別にして、雨漏りのしない最強の方法があることを知ってもらいたいと思います。

カバー工法でコスト削減/既存の材料を撤去せず

屋根を葺き替えるときは、既存の仕上材(屋根材)を撤去&廃材の処理、下地材が傷んでいる場合は交換、一部分の交換、修理をしてから、ルーフィング、新しい仕上材の施工と工事は進みます。

しかし、既存の屋根材の撤去とその廃材の廃棄には、多大の労力と費用がかかります。例えばコロニアルの撤去費用は、70㎡の屋根ですと、撤去費用は、¥100,000~¥130,000、廃材の処理には¥100,000~¥140,000もの費用が必要です。屋根全体の葺き替え費用が100万円程度とすると、撤去と廃材で20万円~30万円かかり、決して小さな金額ではありません。

このため、主に費用の面の理由で既存の仕上材を撤去せず、既存の仕上材の上にルーフィングと新しい仕上材を施工する方法「カバー工法」「重ね葺き工法」の契約が多いわけです。

カバー工法が可能な屋根

カバー工法ができる既存の屋根は;

  • コロニアル、カラーベスト、スレート屋根
  • トタン、瓦棒の屋根
  • アスファルトシングル(シングル)屋根

瓦、和瓦、洋瓦の屋根にはカバー工法は使えません。瓦を撤去しての普通の工法になります。一般木造住宅の屋根はおおよそこれらの屋根材を使っていることが殆どで、カバー工法に使える新しい屋根材は軽量な材料が選ばれます。次のような仕上材(屋根材)です。

カバー工法に使用する代表の材料

  • ガルバリウム鋼板、SGLの鋼板(横葺き)
  • ガルバリウム鋼板(縦葺き用、主に瓦棒で使用)
  • 石粒付鋼板、ジンカリウム鋼板
  • アスファルトシングル、シングル材

コロニアル、カラーベスト、スレート材は、カバー工法の新しい材料としては使用不可になっています。理由は既存の屋根材の上にコロニアルなどを施工すると、割れる危険が大きいのでメーカーが不可としていてメーカーの保証が受けられません。

コロニアル、スレート材は上に被せる材料としては不適です。

カバー工法のメリット、デメリット

良いことばかりのカバー工法ですが、デメリットもあります。

  1. コロニアルの場合、表面についたカビ、苔、ホコリなどがそのまま残ります。特に女性のお客様は気分的に嫌がるかたもいらっしゃいます。この場合は洗浄をお薦めします。
  2. アスベスト入の場合、アスベストがそのまま残ります。処理の後回しになります。
  3. 屋根にお客様が登った場合、割れる場合があります。この際割れることで、ルーフィングを傷つけることがあると雨漏りの原因になることがあります。・・・自着式のルーフィングはスレート全体に面で接着させるので、スレートが割れてもルーフィングを傷つけることは可能性として少ないです。他の屋根材のカバー工法でもこの自着式のルーフィングを使って欲しいと思います。

カバー工法のメリット

  1. 既存の屋根材を撤去する費用、廃材を処理する費用が不要
  2. 撤去工法より工事期間が短くなる。
  3. 新たな仕上材を既存の材料に重ねることで、夏の暑さは、今より悪化しない
  4. 雨音は多少小さくなることが予想される。シングル材では雨音はしません。これはシングルの特徴と言えます。

カバー工法についてのまとめ

カバー工法が可能な既存屋根は限定があり、カバーする方の材料にもできるものとできないものとがあります。カバー工法のデメリットよりメリットの方が多く、費用の違いは大きいです。致命的なデメリットなく、一部のサイト、業者はカバー工法を耐震に弱いとして撤去を薦めますが、その根拠、具体的なデータを言おうとしないことが多いです。多分具体的な計算ができないか、その方法、耐震診断の方法を知らないのだと思います。(耐震は元々屋根屋さんのしごとではないと思いますが・・・)

以上です。

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