ガルバリウム鋼板

下地材の問題/ガルバリウム鋼板、カバー工法3

カバー工法の欠点3

ガルバリウム鋼板カバー工法の問題/下地材の劣化の問題

木材の耐用年数は、劣化の原因がなければ、30年、40年以上あると推測できます。100年大丈夫という研究者もいます。ただ合板はこれに接着剤の寿命があります。

しかし、築30年で雨漏りの経験があり、数年間放置したスレート屋根で果たしてガルバリウム鋼板のカバー工法が可能でしょうか?

カバー工法の問題点の考察3/下地材の問題

ガルバリウム鋼板によるカバー工法の問題点は下の項目でここでは 2. の下地材についてです。

  1. スレート屋根の上にルーフィングを施工するのに問題、粘着シートをはるべき
  2. 下地が劣化している状態でスレートの上にカバー工法をやるのが問題
  3. カバー工法をしてある屋根に更にカバー工法は不可(カバー工法の3重施工)
  4. 屋根の重量が増えるので耐震的に問題がある(多少問題という言い方が多い)
  5. 雨漏りに気付くのが遅れる可能性がある。
  6. カバー工法は太陽光パネルの設置ができない
  7. 選択できる屋根材が限られる
  8. 部分修理が困難、嵌合式のみ
  9. 古い屋根材がそのままなので、この先20年、30年も下の材料がもつのか?
  10. 古い屋根材、苔、カビなどそのまま残すので、心理的に気持ちが悪い。汚いものには蓋というのが気に入らない。
  11. 火災保険が使えなくなる可能性がある。

2.も非常に重要で、もし下地材が傷んで柔らかくなっていると、ルーフィング、ガルバリウム鋼板の固定ができません。まず下地材が劣化しているとカバー工法は止めた方が無難。屋根屋さんはそもそも工事自体ができないので、工事を断ります。ではその下地材がカバー工法に使えるものか?どのようなところを見て判断するのか?をまず考察します。

  • 雨漏りが今まで無かったか?あったら何年放置したか?
  • 軒下、軒天などを観察し、家主が気づいていない雨漏りを調べます
  • スレート屋根に登って沈む箇所を調査、沈む箇所を発見したら雨漏りを疑います
  • 天井に点検口があったらそこから屋根裏を見て雨漏りの有無をチェック

つまり下地材に水が回っていないかを知りたいのです。コンパネのチェックは専門家が調べないとだめという屋根屋がいますが、お客様でも屋根に登ることができて、点検口があるのなら十分に判断できます。しかし、二階の屋根に登るのは大変危険なので、お薦めできません。

例え雨漏りがあってもそれをどのくらい放置したか?が重要で、雨のたびに水にぬれて乾燥する暇がなく水があれば腐食が始まります。これが怖いのです。発見出来なかった場合も同様、放置と同じです。

何故、下地材がカバー工法の判断になるのか?

ガルバリウム鋼板の固定には必ずビスで下地材に固定するので、下地材にビスが効かないと材料を固定できないからです。下地材(コンパネ)が雨漏り、浸水等で劣化し、木材の繊維が柔らかくなっているとビスが効かず、材料が固定出来ません。つまりカバー工法はできません。下地材、古いルーフィングを撤去して、新しく下地材とルーフィングを施工し直さなければなりません。つまり屋根の葺き替えになります。

ビスで固定できれば工事は可能ですが、あと20年以上下地材が大丈夫か?

木材の耐用年数は、70年から100年あります。少なくとも築30年で雨漏りがなく、木材の劣化要因がなければ、あと40年~60年以上、残りの耐用年数があることになります。

屋根工事の時にコンパネはまだ大丈夫、調査してルーフィングもガルバリウム鋼板もきちんと固定できるとして、そのあとコンパネは充分な耐用年数があるのか?という疑問が次に来ると思います。これについても考えなければならないです。それで、木材、コンパネの耐用年数の考察です。別ページで考察しています。>>>合板の耐用年数

下地材のチェックは以上になります。

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