カバー工法の費用

ガルバリウム鋼板カバー工法、施工費用/統計より相場を類推

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ガルバリウム鋼板カバー工法の単価相場

1年間収集した各社のガルバリウム葺き替え単価をグラフにしてみました

ガルバリウム鋼板屋根の葺き替え価格、費用を屋根の広さ、建坪ごとのサンプルを使って具体的に分かり易くお知らせします。まず2017年のデータですが、ガルバリウム鋼板の葺き替え単価をお助け隊独自に調査したものです。下図

ガルバリウム葺き替え価格・相場2017年版

グラフの説明:

2017年中のスレート屋根をガルバリウム鋼板でカバー工法する案件(受注をしたもの、そうでないもの、他社の見積、Webのデータを含みます)を価格帯別にまとめたものです。青い部分はお助け隊提携屋根屋さんの単価、ベージュは、それ以外の屋根屋さん、Webの単価になります。なおこの価格、工事費用は、屋根本体の価格でその他の部品(けらば、軒先、棟その他)は含みません。

グラフの価格帯は次のように範囲を指定しています。

¥5,500/㎡帯: ¥5,250/㎡~¥5,750/㎡ 

¥6,000/㎡帯: ¥5,750/㎡~¥6,250/㎡

¥6,500/㎡帯: ¥6,250/㎡~¥6,750/㎡

・・・ 以下同様

¥9,000/㎡帯: ¥8,750/㎡~¥9,250/㎡

の価格帯でグラフを作ってあります。

 

ガルバリウム鋼板屋根の施工相場の考え方

相場とは、どの価格(帯)のことを言うのでしょうか?平均の価格でしょうか? 私は屋根の葺き替え工事の相場は、最も多く契約された金額と思います。上のガルバリウム鋼板の施工相場(本体)で言うと、¥6,500/㎡の価格帯に最も件数が集まっています。

具体的な金額で言うと;¥6,250~¥6,750/㎡の単価で見積りを出した屋根屋さんが最も多かったということです。提携の屋根屋さんが結構この価格帯でガルバリウム鋼板本体の単価で見積もっています。

ですから、この価格をガルバリウム鋼板本体の相場としています。実際の見積を見ていて見積に書かれた製品名を見ると、横暖ルーフαSとスーパーガルテクトが圧倒的に多く、どちらも新しいガルバリウム鋼板;SGLを採用しています。

SGLの前の旧ガルバリウム鋼板、例えばチュウーオー時代の横暖ルーフ、ニチハになってからの横暖ルーフやアイジー工業のガルテクトとそんなに施工価格は変わっていません。(2019年11月)

しかし、新しいガルバリウム鋼板であるSGLに変わったときに、便乗?値上げをした屋根屋がいました、Web上では有名な会社で、「新しい製品ですので、価格が少し高くなります」と言っていました。問屋の仕入れ値は同じなのにです。

しかし、メーカーも沙流ものでHPでの公式価格を下げていました。競合会社より安くするという戦略でしたが、屋根屋は怒っていました。問屋の仕入れ値が同じなのに、つまりそのメーカーは同じ価格で問屋に卸しているはず?なのにHPの公の価格は下げていたのです。屋根屋に対する裏切りですね!

それでその屋根屋は、そのメーカーの製品を薦めなくなったというお話があります。・・・電話では裏の話としてお客様にお伝えしていましたが、書いておきます。

 

ガルバリウム鋼板屋根/施工単価は2019年後半で変化したか?

先に答えを言うと、ほとんど変化ありません。東日本大震災で廃材の処理費は地方によっては高くはなりましたが、ガルバリウム鋼板の施工単価は、震災前と後で価格の大きな変動はありませんでした。もちろん一部の悪徳な屋根屋は2倍、3倍の価格で契約していたことは良く知られていますが、2019年現在、提携の屋根屋さんの見積、お客様から教えてもらう他社の見積、Web上の金額を見ても大きな変化は感じられません。

ゆえに、お助け隊がお客様に提示する「ガルバリウム鋼板・本体施工単価」は、しばらくは、¥6,500/㎡程度となります。これは、最も良く契約、見積するニチハの横暖ルーフαSやスーパーガルテクトを想定した単価相場になっています。

この相場が大きく変わったら、お知らせすることになると思います。2019年11月

 

新しいガルバリウム鋼板のメーカー出荷価格は何故高くならないのか?

この問題はいろいろと考えるとおもしろいと思います。

新製品を作るには、その研究費、開発費や生産ライン、販売ルートに多大の経費が掛かっているはずです。でも新しいガルバリウム鋼板の価格は変えない(問屋、販売商社への仕切値はそんなに変化がないと見るべきです。なぜなら市場の表にその兆候が出ていないからです)

新しいガルバリウム鋼板を開発したメーカーは、日本のメーカーで、3社;

・日鉄鋼板(親会社:日本製鉄):SGL、旧新日鉄住金の時に販売開始

・JFE鋼板(親会社JFE):J-クラフト

・日新製鋼:ZAM

の3社ですが、日新製鋼は、日本製鉄に吸収合併されて、ZAMはあるとおもいますが、屋根材に使われるか?非常に疑問です。日鉄鋼板がSGLを発売中に、同じような薄型メッキ鋼板を同時に販売するか?です。

余談ですが、かつて淀川製鋼は独自でガルバリウム鋼板のライセンス生産をやっていましたが、リストラのために?独自で鋼板自体の生産(電炉メーカーだったのですが)を世界的な鉄の市場環境悪化の為に閉めてしまいました。

本題に戻りますと、日本製鉄は世界的な視野にたって、ガルバリウム鋼板より優れた耐用年数の長く生産コストは同じ程度のメッキ鋼板SGLを作りました。よってガルバリウム鋼板の存在価値は無くなったと思います。屋根材に限ってもガルバリウム鋼板は市場から消えていっています。すべてSGLに置き換わるのは時間の問題です。

屋根材市場は結構早くにSGLを採用しました。SGLを渇望していました。1970年にガルバリウム鋼板がベツレヘムスチール社によって開発されてから、すでに50年経っています。製品の世代交代を市場は待ち望んでいました。

ほんの少しばかりSGLを屋根材市場に高く売っても、それ以上何倍もの大きな世界市場を鑑みれば、同じ価格で優れたメッキ鋼板が出来た!と他の市場が認識すればそれは日本製鉄として大きな商売のチャンスです。

世界でGALVALUME™のライセンス生産をしている会社は、23か国、38社。このライセンスは、BIC Intenational, Inc.というオーストラリア鉄鋼メーカー傘下の会社が持っています。

SGLのマグネシウムを2%混合する新しいメッキ方法の世界的特許を持っているのは日本製鉄です。もし、現在のガルバリウム鋼板生産会社がすべてSGLにシフトしたら、とてつもないBIGビジネスになります。これに比べれて日本の屋根材市場など米粒程度の規模しかありません。ここで小さな価格上乗せをするより、世界に、遥かに優れたメッキ鋼板がほとんど同じコストで提供できると思わせて、ガルバリウム鋼板を全て置き換えるビジネスをする方を選ぶのは当然の世界戦略です。

その理由で屋根材でのSGL価格は、今までのガルバリウム鋼板価格に抑えたと考えても全くおかしくないと私は考えます。旧ガルバリウム鋼板がこの世から無くなるなで、SGLの材料価格はしばらく変わらないと思います。(私見)

 

以上です。

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