工事例/施工例

石粒付鋼板の屋根葺き替え工事/瓦に次ぐ長耐用年数

石粒付鋼板メイン写真

石粒付鋼板の施工工程、様子

石粒付鋼板(自然石粒鋼板、自然石粒化粧鋼板)の施工は、ガルバリウム鋼板などの金属屋根材の施工とほとんど同じです。ただ、石粒が表面に付着していると、板を切断するとき硬いので、大変です。金切りハサミではかなりの苦労です。下の写真では施工の手順、工程をお伝えします。

スレートと石粒付鋼板対比写真

左は既存の屋根材、スレート材、築25年カバー工法になります。写真の例は、スレート材からのカバー工法での施工になります。石粒付鋼板での既存の屋根材撤去方法では、下地材から始まります。

ルーフィングの施工:

スレート材の上にルーフィングを施工します。この屋根は、2階大屋根がスレートで、1階下屋がガルバリウム鋼板での屋根なので、ガルバリウム鋼板部分とスレートとは違うルーフィング構成にしました。

ルーフィング2枚の施工写真 左は自着式のルーフィング、ガルバリウム鋼板の表面がつるつるなので、滑らないよう固定するために接着式、自着式を使用。右は大屋根部分なので、石粒付鋼板の耐用年数50年を鑑み、大屋根部分が一番劣化の速度が早いと考え、ルーフィングを二重張りにしました。一枚目:田島のPカラーEx+の上にエコルーフを施工。ルーフィングがそれぞれ20年以上の耐用年数がありますので、保証ではありませんが施主様と相談の結果、これに決まりました。30年~40年程度でも全くOKとのことでしたので・・・

 

本体の施工:

ルーフィングの上に本体の材料を施工です。下の写真は、2階大屋根部分、棟の板金は、換気棟の予定でしたが、予算の余裕があったので、特殊な通気機能がある樹脂性の棟部品を使用しました。棟全体が換気の機能を持っています。

本体施工写真

棟部分の換気部品、棟板金の施工:

棟部分の換気部品写真

特殊な樹脂で出来ていて、頑丈な穴の集合体(ハニカム構造)、全体に空気穴が空いていて換気をします。写真右は裏側から見た写真。この棟部品の上に石粒付鋼板の棟板金を被せる。棟板金には隙間があるので、ここから換気をする。寄棟の下り棟の施工で

本体施工の完了:(すいません、完璧な完了の状態の写真が撮れませんでした)

棟部分の板金ハニカム構造・施工写真

 

この屋根工事の工夫したところは、石粒付鋼板の耐用年数を少しでも長くするという命題に結構お金を使っています。ルーフィングの二重構造、棟部分、特殊樹脂を用いたハニカム構造の換気棟部品を使用したところが工夫したところ、この屋根屋さんは、新しい技術、新商品の勉強を良くやっていて、意欲的で優秀な屋根屋さんです。経験、施工の技術、新しい材料への探求心があります。

 

手直し:

石粒付鋼板の接着剤と石粒メンテ用の写真

施工中、運搬中に石粒が一部剥離したら、メンテキット(石粒と専用の接着剤)で施工後の補修をしていました。左の少し表面の色が違っている箇所。分かるでしょうか?

 

ドリルの先に装着し、回転運動をはさみの上下運動に変化させる、専用のアタッチメント。これでも2現場ほど施工し続けるとアタッチメントごと交換です。いかに石粒の鋼板が頑丈かが分かります。

専用カッター写真

 

以上です。

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