屋根塗装工事

トタン屋根の塗装/鉄が錆びないように塗装で守れる!

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トタンの再塗装タイトル画像

トタン屋根の塗装は意味がある/錆びなければいつまでも使用可!

トタン屋根の再塗装は、錆びの発生を防ぎ耐用年数を延長します。

トタン材料は、鉄の板(鋼板と言います)この鋼板に亜鉛のメッキを施したものが溶融亜鉛メッキ、トタン材料です。トタンそのものは耐用年数はそんなに長くありませんが、錆びが鋼板に及ばないように塗装を繰り返し行えば、原理的にいつまでも使用が可能です。端の部分まで丁寧に塗装できるかが問題ではありますが・・・また裏面は塗装できませんので、裏からの錆びは怖いです。

トタン、屋根形式は瓦棒と言いますが、この屋根は極力雨がトタンの中に行かないような構造になっています。

塗装ができない古いトタン、塗装をやる価値があるトタン屋根の違い

表面だけの薄っすらとした中まで腐食が進んでいない状態なら、ヤスリ等で表面の錆びを落とし、錆止めを塗って3回の塗装でOK。塗装が剥げるまでは寿命が伸びます。伸びますという言い方は適当でないなら、塗装が再び剥げ落ちて、鉄部分がむき出しになるまで塗装が鉄(トタン)を保護してくれます。それまでの寿命です。

しかし、ヤスリ等で表面の錆びを落とすと、実は亜鉛メッキをも削ってしまいますので、鉄部分に塗装をすることになりますので、亜鉛メッキより腐食の救度は早いことになります。うるさいことを言うとこうなります。表面の錆びを落とし再塗装する際には、メッキがどうなるのか?その塗料の耐用年数がどれくらいあるのか?ただ塗装をするのではなく、少し理屈、構造等考えて塗装をしてやるとより良いリフォームになると思います。

錆びたトタン屋根の例を挙げておきます。

トタン屋根の様子1

築25年の瓦棒(トタン屋根)、15年程度で一度塗装をしています。左の写真は雨上がりのときのもの、右の写真(私の影がある)は晴れた日のものです。塗装は部分的に少し剥げていますが、この程度であれば更なる再塗装は可能です。ただお客様は塗装ではなくガルバリウム鋼板でのカバー工法を希望しました。それでももちろん良い選択と思います。この時期に塗装と何らかの屋根材の交換を考えるタイミングとしては良い時期です。

あとは、どうしたいか?再塗装でもかなりの費用がかかります。葺き替えか再塗装か費用のことも考えて選ぶべきです。この程度の塗料の剥がれであれば再塗装は充分可能です。可能ですがお薦めか?と聞かれたら、屋根屋は葺き替えを薦めると思いますし、塗装屋は塗装を薦めます。

良くどちらがよいですか?と聞かれます。この程度では塗装の方が費用面では安く済みますが。現状維持です。断熱を考えるのであれば、通気工法がお薦めですし、ガルバリウム鋼板のカバー工法であれば更に耐用年数が延長できます。一概にはどちらともいえないです。この場合は。

 

屋根の色は同じ赤色で、正確には三晃式のトタン屋根です。瓦棒とは若干違う屋根材。築は同じ25年程度(正確にはお客様が覚えていなかったです)劣化の程度は多分一度も塗装をしていない?と思います。材料は同じ溶融亜鉛メッキ、トタンですが、劣化が塗装がまだ残っているところ、塗装は剥げてメッキ部分が見えているところ、メッキも無くなって鉄部分の錆びが出ているところと3種類の劣化が混在している良くある劣化状態です。

この場合、この上から塗装すると、始めの2,3年は一様な塗装のようですが、その後塗装が劣化すると、塗装の上にある塗装、メッキ部分上の塗装、メッキが無くなった錆び上の塗装の各箇所での塗装の劣化に差がつき、まだらの劣化になります。

そして、メッキの無くなった部分では塗装が無くなると鉄が錆び始めて、早い段階で穴があくことが想像されます。要するに劣化の違いがあるトタンに一様な塗装を施すと、まだら劣化が発生するのです。しかし、塗装業者はそんなことは言わないです。

故にこの状態では再塗装はあまりお薦めのリフォームではないようです。あと5年持てばOKなら、簡単な再塗装でも良いかもしれません。お客様の選択です。

トタン屋根の劣化写真1

 

参考:25年後のガルバリウム鋼板

1974年、米国鉄鋼大手であるベツレヘムスチール社は、自社で開発したガルバリウム鋼板の耐用年数を調査しました。下の写真は、1994年の様子と1999年(25年後の様子)の写真になります。特に雨漏りは無く、再塗装もしなかったのですが、1999年の屋根の様子では、塗装は無くなり、メッキが見えている鋼板の表面が写っています。これをもってガルバリウム鋼板は25年以上の耐用年数があると言っています。(実験した箇所は全米33箇所でした)

トタン屋根の様子2画像

 

再塗装してもだめな築後40年のトタン屋根:

下の写真は、築後40年経過した東京の工事物件です。塗装が僅か残っている箇所もありますが、大部分がメッキも無くなり、鉄である基板が既に大きく錆びている様子が見えています。しかも錆びは深くて多分ですが、ヤスリで錆びを削ると鋼板に穴が空くか、鋼板が破損すると思います。

これだけ錆が進んでしまったこのトタン屋根は再塗装不可になります。常識的に理解して頂けると思いますが、何でだめなのか?まず錆びを落とさないと塗料が鋼板にきちんと接着せず、塗膜が数年、数か月?で剥がれます。塗装しても意味がないのです。塗装は基板である鋼板を錆びから守るものですが、既に守るはずの鋼板は錆び付いていて守れないのです。

トタン屋根、40年経過の様子2

 

まとめ

トタン屋根の塗装は重要です。しかし、塗装しようとする屋根の状態によっては技術的に塗装が出来るか?考えなければなりません。出来るとしても葺き替えとどちらが得か?コストパフォーマンスも鑑みて選んでもらいたいです。

 

以上です。

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