直ぐに屋根葺き替えをしないと大変なことになる?

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屋根材の劣化、苔、カビで葺き替えが必要か?

訪問業者が屋根を見て「屋根がかなり傷んでいる、ヒビ、欠けがあってカビ、苔もあります」「今直ぐに屋根を葺き替えないと大変なことになる」と言うそうです。複数のお客様の相談でこのようなことを言われたが、本当なのか?と。

まず、重要なことは、今直ぐに屋根を葺き替えないと「だめ」なくらい屋根が本当に傷んでいるのか?これってどういうことなのか?言われた通りにすぐ実行、依頼するのではなく、じっくり考えて欲しいです。または、この業者に聞いて欲しいのです。

この手の業者は「大変なことになる!」と脅かして、屋根のことを何も知らないお客様の度肝を抜いて思考を停止させ、自分の言うように強力な誘導をしようとします。屋根の葺き替えの仕事を取るために。別にお客様の家のことなど心配していません。

屋根が傷んでいる >>> が家が大変なことになる

どうして??って落ち着いて考えれば疑問です。がお客様は驚いてどうすればよいのか、屋根の修理や葺き替え時期、葺き替えなければならない条件、状態など基本的な知識がまるでないので、頭が真っ白になっているのです。ここにこの業者はつけ入ります。

屋根が傷むと何が起きて、その後どうなって、家が傷んでいって大変なことになる。多分この業者は詳しい家が大変なことになる過程を説明したくないと思います。説明してしまうと、お客様は冷静になって、脅かしが嘘だとわかってしまうからです。今直ぐには葺き替えをしてくれない公算が大きくなってしまうからです。

 

屋根が痛むと何故家が大変なことになるか?また今なのか?

屋根が傷んで家が大変なことになるプロセスを考えてみます。いろいろ場合分けします。

瓦、コロニアルにヒビ、割れ、欠けなどがある場合:多分業者は、そこから雨が大量に入って天井を濡らし、柱や梁を濡らし床まで水びたしになって、家中雨に濡れてしまう。だから大変なことになると言いたいのではないかと考えます。でもちょっとまってください。

今の今まで瓦やコロニアルが割れていたのですよね?でもそんな激しい雨漏りがあったのですか?と自問してください。今まで激しい雨漏りが無かったのであれば今すぐにそんな雨漏りは発生するのでしょうか?この業者は「今すぐに葺き替えないと大変なことになる」と言っていることは本当なのか?

カビ、苔がいくら生えても外観上はよろしくないです。しかし、雨漏りとどう関係するか?です。

雨漏りとカビ、苔表面の汚れは、雨漏りとは全く関係ありません。また、仕上材であるコロニアルのヒビ、欠け、割れも雨漏りとは直接関係ないです。雨漏りは、ルーフィング(防水材)が最終的に防いでますので、このルーフィングに穴、破れ、防水機能の劣化によって雨漏りは発生します。

ですので、コロニアル、スレートの割れや欠け、ヒビは雨漏りの遠因にはなっても直接の理由にはならないのです。遠因とは、コロニアルが割れたりヒビが入ったりすると、そこから通常より多くの雨水が侵入します。この水が釘、タッカーの錆を誘発し、穴が大きくなってルーフィングの防水機能を劣化させ、やがて雨漏りに発展します。

でもここまでいくにはかなりの歳月がかかります。ヒビ、割れ、欠けが発生したら直ちに雨漏りになるとは、嘘であることが明らかです。ただ、コロニアルの割れ、欠けが台風や強風でものが飛んできて、コロニアルとともにルーフィングも破れたら、そこから雨漏りが発生しますが。

ルーフィングがしっかりしていれば、コロニアルが欠けようが、割れようが、ヒビが入っても雨漏りは発生しません。屋根の構造、雨漏りの仕組みは単純です。理解してください。

>>> 屋根の構造のページ

 

雨漏りと美観は全く別のことです

この業者の言いたいこと、やりたいことは、屋根の表面の材料が劣化してこのまま放置すると、家が大変なことになる、だから直ぐに葺き替える注文を我が社に依頼してください。・・・です。

でも、仕上材が割れていても今、雨漏りがないのでしたら、ルーフィングは無事のはず、とりあえず雨漏りは直ぐには発生しないと理屈上はなります。また、苔やカビが発生していても上のようにルーフィングがしっかりしていればやっぱり雨漏りにはなりません。美観上で気にされるのでしたら、高圧洗浄で苔、カビを落とせば済むことです。葺き替えは必要ありません。

ご自身がお金も余裕があるし、将来のことを考えれば今葺き替えをやりたいと思えば葺き替えても全く問題ないです。特に反対する理由もありません。しかし、今葺き替えをしないと大変なことにはならないと思います。この業者はただただ仕事、売上が欲しいだけと考えます。

 

雨漏りは直ぐに屋根葺き替えか?

たまにお客様の中で、屋根は部分修理が出来なくて、修理=全体の葺き替えと思い込んでいる方が少ないですが、いらっしゃいます。「え!コロニアルって部分修理ができるのですか?」と2、3回電話で言われたことがあります。できます。コロニアル、スレート、瓦、アスファルトシングル、ガルバリウム鋼板でも部分修理は可能です。

通常、雨漏りは部分修理が基本です。瓦、コロニアル、スレートは特にそうです。瓦やコロニアルの平部からの雨漏りは、コーキングで済ませてしまう業者も多いですが、原因の特定、完全な修理ではないです。雨漏りの多くがルーフィングの劣化ですから基本的にはルーフィングの一部交換までしないと雨漏りが再発するケースがあります。

雨漏りの箇所を特定し、その直接の原因箇所をやっつけないと、修理とは言えません。

さて新築して初めての雨漏りを部分修理したとします。では次に雨漏りが発生したら、葺き替えか?そうではありません。その雨漏りが別の箇所で何年後、ルーフィングの耐用年数を鑑みて考えてください。とりあえずその雨漏りも部分修理で良いと思います。

しかし、築20年で2回、違う場所で雨漏りもがあったら、ルーフィングの耐用年数は20年程度なので、そろそろルーフィングの交換の時期かな?と思って良いと思います。でもまずは部分修理、次に雨漏りがあったら、どうするか?築20年以上で何回か雨漏りを起こしたとき、そろそろルーフィングがやばいと思いながら、次の雨漏りに備えて考えておくことと共に、雨漏りに特に気をつけていて欲しいです。

次の雨漏りがいつになるのか?半年後か、2年後か5年後かはわかりませんが、そのときどうするか?なにも3回目も部分修理でもOK。いつまで我慢できるか?修理のたびにルーフィングをチェックできたら、その様子からでも判断して良いと考えます。

 

雨漏りのまとめ

直ぐに屋根を葺き替えないと大変なことになると業者に言われたら、質問してみてください。

「大変なこととはなにか?」「それは何で直ぐに起こるのか?」「雨漏りはどうして起こるのか」など聞いてみてください。納得できる答えが返ってくるか?

決してその場で葺き替えの契約などしないようにしてください。

(訪問業者の場合は、契約をした場合でも8日間のクーリングオフがありますが・・・)

雨漏りは基本部分修理ですが、ルーフィングの耐用年数20年程度を鑑み、何回目で葺き替えるのか?お金と屋根の状態で決めるべきです。

1回目の雨漏りでも直ぐに葺き替えにはなりません。とりあえず部分修理です。

 

以上になります。

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