ガルバリウム鋼板はどれがお薦め?質問と回答

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屋根材の種類、性能に関する質問

屋根材の質問、女の子画像

毎日何かしらの質問が電話、メール、FAXで一件はありますので、年間300件以上の質問があります。その中から皆さんに役立ちそうな読んでなるほどと思われるものを厳選しました。正直いって少し変な質問もあります。でも聞いて来られるお客様も必死の場合がありますので、一生懸命回答しています。

この屋根材の寿命期間が解らないと正確な葺き替え時期で混乱します。悪い業者につけ入る隙きを与えてしまいます。屋根の寿命、耐用年数は2つの意味があるのをご存知ですか?区別しないと工事がムダに!更に注意してもらいたいのは、屋根の耐用年数と仕上材の耐用年数とは違うということです。

参考ページ:屋根の耐用年数/ルーフィングの耐用年数との関係

 

ガルバリウム鋼板屋根材で良いメーカーはどこで、良い製品は何ですか?

質問:
屋根葺き替えを考えている。ガルバリウム鋼板を使おうと思っているが、どこのメーカーが良いのか、インターネットで見ても良い情報がない。どこが良いのか教えて欲しい。御社のサイトにも、どこのガルバリウム鋼板屋根材が良いのか書いてないが、実際、ガルバリウム鋼板の屋根材において良い製品と悪い製品とがあると思うが、御社の考えで良いので聞かせて欲しい。

回答:
この質問&回答は、2015年と2017年では違う回答になっています。メーカーの新製品が出ているからです。ガルバリウム鋼板を含めた最新情報はこの直下の回答になります。非常に良くある質問です

2018年(春)の回答例:
更新の記事:質問に対して新しい回答です。

2016年に、ガルバリウム鋼板の新しい製品が登場しています。「SGL」又は「エスジーエル」日鉄住金鋼板が開発した新たなメッキ鋼板で、お助け隊ではスーパーガルバリウム鋼板と呼んでいます。「GL」はガルバリウム鋼板、「S」はSuperior、Super、SpecialのSのようです。今までのガルバリウム鋼板にマグネシウムを少しだけ混合したメッキで、新日鉄住金の穴あき材料保証が25年になっています。従来のガルバリウム鋼板は、ベツレヘムスチール社が言っている耐用年数25年ですが、それを保証期間にしているのが優れた鋼板の証明と思っています。

2018年春現在、このSGLを採用して屋根材を供給しているのは;

株式会社ニチハ/横暖ルーフシリーズ(全製品にSGL採用、全製品に断熱材付)
アイジー工業株式会社/スーパーガルテクト(全製品にSGL採用、断熱材付はニチハに同じ)
メタル建材/エテルナ、リファーナ、メタルルーフ他/新日鉄住金の関連会社(断熱材あり)
KMEW/スマートメタル(断熱材なし)

の4社になります。価格は提携の屋根屋によると、横暖ルーフは仕入れ値が旧材料とほぼ同じなので、施工単価も据え置きのようです。平米施工単価;本体¥6,500/㎡と概算のときはお答えしています。コストパーフォーマンスは向上しています。

性能の良い製品が旧製品と同じ(屋根屋によってまちまちですが)施工費でできるのでしたら、旧ガルバリウム鋼板製品の競争力は確実に落ちていくと思われます。旧ガルバリウム鋼板屋根材を新製品と同じ価格で契約するのは避けたいところです。その為にも業界の動向を知って欲しいと思います。このサイトを良く読んで欲しいです。

ですので、元の質問に今お答えするなら、お薦めのガルバリウム鋼板屋根材は、横暖ルーフシリーズかスーパーガルテクトがお薦めです。見積の金額を見て最終決定するべきですが、スマートメタルは標準で断熱材がありませんし(2018年春現在)、メタル建材は価格を見てからの判断になると思います。あとはデザインを選ぶことでしょうか?

2015年の回答:
ガルバリウム鋼板の屋根材は、ガルバリウムメッキをしてある鋼板を屋根材に加工した製品になります。ガルバリウム鋼板屋根材の基板を製造しているのは、日本では、新日鉄住金、JFE鋼板、日新製鋼の3社です(2015年現在)で大手鉄鋼メーカーが製造していることとガルバリウム鋼板の製造技術は成熟していて性能、製造上の違いは殆どないと言っても良いと思います。

一般木造住宅用のガルバリウム鋼板屋根材を製造しているメーカーは、これら3社からガルバリウム鋼板の供給を受けています。違いは加工技術、塗装、デザインになっていて、耐用年数の違いは塗装の違いと思ってもらって結構です。ガルバリウム鋼板自体の耐用年数は25年です。塗装のやり方によって塗膜の保証・耐用年数が各社違っています。デザインについては個人の問題なので、言及しません。

性能、塗装のやり方、人気、屋根屋が良くお薦めする、契約をとる製品のランキングをお知らせします。(2015年夏現在)

1:横暖ルーフ/きわみ:株式会社ニチハ
2:ヒランビー/稲垣商事
3:さいわいルーフ・さざなみ/日本ルーフ建材
4:JFE鋼板/トタン屋根用平板
5:石粒付鋼板/エコグラーニ/ディートレーディング社

5の石粒付鋼板は厳密にはガルバリウム鋼板ではなく、ガルバリウム鋼板の上に石粒をコーティングした金属屋根材になります。これからの製品です。各製品の特徴を見ますと、横暖ルーフ/きわみは屋根屋が好んで薦める製品で標準品のようにお客様が材料のことは良く分からない場合に一番に見積られる製品で成約率も高いです。そつが無いデザイン、断熱材が標準で全てのモデルについてきます。

ガルバリウム鋼板の屋根材メーカーで良く名前を聞くのは、この他にアイジー工業、福泉工業、セキノ産、JFE鋼板、マックス建材などがあります。関東では横暖ルーフが良く出るのでに関西ではアイジー工業のガルバリウム鋼板が良く出るそうです。

大阪のある提携屋根屋によると、大阪周辺では横暖ルーフはまず競合しない、自分も横暖ルーフは出さない。理由を聞きましたがはっきりと答えませんでした。想像ですがアイジー工業の製品の仕入れ値が横暖ルーフより安いのでは?と疑っています。

見てきたように、ガルバリウム鋼板自体の性能の違いはあまりありません。屋根材メーカーの加工、塗装、表面処理、裏に断熱材があるかどうか、耐用年数の違いで各社差別化をしていると考えています。

あとは屋根屋さんの具体的な見積価格によります。上の会社の製品であれば価格で選んでも失敗はないと思います。

築30年のスレート屋根、屋根葺き替え希望、どの屋根材がお薦め?

質問:
コロニアル築30年、ヒビ、欠け、割れが所々にあります。葺き替えたいのですが、何せ屋根のことは全くわかりません。どの材料で概算はいくらぐらいになるのかアドバイスをお願いします。建坪70㎡、勾配は普通、足場も必要でしょうか? 2015年の質問

回答:
他のお客様からも非常に多くある標準的な質問です。一番のお薦めはガルバリウム鋼板によるカバー工法になります。現在のスレート材の上に断熱材は入ったほうがよいので断熱材付きのガルバリウム鋼板が手頃の施工価格でできます。ガルバリウム鋼板は10社程度ありますが、お助け隊ではニチハの横暖ルーフ、稲垣商事のヒランビーなどが良く契約を頂く製品です。横暖ルーフは本体施工価格で¥6,000/㎡、ヒランビーは断熱材なしで少し安く¥5,500/㎡程度、屋根の広さが、建坪70㎡、Googleマップから想像するに、約90㎡程度とした場合の全体の施工金額を下に示します。スレートを横暖ルーフでカバーする工法の概算金額:

葺き替え項目金額単価単位数量備考
税抜き工事合計¥ 748,000概算の為千円未満四捨五入
内訳:
ルーフィング施工費¥58,500¥65090ARK-04 ゴムアス仕様
ガルバリウム鋼板本体施工費用¥ 540,000¥6,00090横暖ルーフ/きわみ(古い製品)仕様
本体以外の施工費用 ¥ 150,000一式
棟板金、その他

また、古いスレート材がどうしても気になる場合は撤去することもできます。その場合は、スレート材の撤去費用、廃材処理費用が加算されます。おおよそ27万円程度です。更にガルバリウム鋼板の寿命は約25年で、保証がこの材料ですと10年ですが、50年の寿命で30年保証の製品もあります。コストパーフォーマンスの良い材料です。石粒付鋼板(ジンカリウム鋼板)と言います。じわじわと人気が出ています。ガルバリウム鋼板の本体価格が \6,000/㎡ですが、石粒付鋼板はこれが \7,000とルーフィングを高耐候性のものに変えます。3割アップでできます。

ガルバリウム鋼板の欠点とその対処する方法を教えて欲しい

質問:
サイトを見ました。築30年の瓦葺きの屋根です。屋根を軽くするため軽いガルバリウム鋼板への交換を計画していますが貴社のサイトにガルバリウム鋼板の短所が書いてあったので、その対処を詳しく聞きたい。特に夏の暑さが気になります。断熱材が必要と思いますが、効果的でコストの低いものは何がありますか?

回答:
お話から本格的な断熱、家の断熱システムでないと満足できないと思います。屋根葺き替えはガルバリウム鋼板の予定とのこと、現在の屋根用ガルバリウム鋼板は、断熱材としては10mm程度のものしかありせん。

断熱材の効果を感じるには「断熱等性能等級4 技術基準」の200mm前後の断熱材を必要とします。ガルバリウム鋼板に付いている10mm程度の断熱材ではこの基準に届いていませんので、あったら多少は違うのかな?程度のおまけとして考えてください。屋根にリフォームで200mm(20cm)の断熱材を施工しようとすると、屋根の骨組みからの施工、リフォームとなりますので費用が大きくかかります。

解決策としては、もし屋根裏、天井裏があるのでしたらここに断熱材を敷くのが最も効果のある(リフォームでの断熱として)ものになります。屋根を軽量化するのは大いに意味のあることですが、一石二鳥とは残念ながらいかないのが現実です。

しかし、通気工法なら10mmの断熱材よりは効果があります。天井裏の断熱材には及びませんが、あまり費用もかからず施工が簡単です。瓦を撤去したら35mmの桟木を施工し二枚目の下地材を施工しま。一枚目の下地と二枚目の下地で空気層をつくりここに自然換気をしてやります。暖められた空気は棟から逃してやればかなり温度はさがります。

 

ジンカリウム鋼板とか、自然石粒付鋼板とかいろいろ名前が違うのだがどう違うのか?

質問:
石粒付鋼板、自然石粒付鋼板、ジンカリウム鋼板、ガルバリウム鋼板の違いが良く分からない、いろいろなサイトで書いてあることが違う。どれが本当のことを言っているのか混乱している。お助け隊はどう思っているのか?

回答:
ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は全く同じ製品です。単なる製品銘、登録商標の違いです。ともともとこれらの製品は海外でできました。Galvalume®を開発したのはベツレヘムスチール社、この製品を各国の製鉄会社に生産と販売のライセンスを与えたのです。

その中の一つがZINCALUME®(ジンカリウム鋼板)です。組成は同じもの、でもBlueScope社はGalvalumeをZINCALUME®の名前で販売しています。Galvalume®と全く同じ製品です。他の屋根工事のサイトにはこの両者が殆ど同じ製品だけど性能が違うといった情報を流しているとことろがありますが間違いです。

ややこしいのは、ジンカリウム鋼板はトタンやガルバリウム鋼板の様な表面はつるつるの鋼板ですが、このガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板の上に石粒をアクリルでコーティングした製品が出てきました。一般銘は石粒付鋼板、自然石粒付鋼板と言っていますが、ジンカリウム鋼板とも言うので混乱が生じています。石粒付鋼板=自然石粒付鋼板=ジンカリウム鋼板です。

また、石粒はない平板では、ガルバリウム鋼板=ジンカリウム鋼板なのです。ですから文面を良くよんで、石粒付鋼板のことを言っているのか、平板の鋼板のことを言っているのか区別する必要があります

ガルバリウム鋼板もジンカリウム鋼板も

・ どちらも アルミ55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%でメッキした鋼鈑です。

ときどき、石粒付鋼板をジンカリウム鋼板とも言っています。英語で表記すると良く分かります。英語では:Stone Coated Metal Roof;石でコーティングされた金属屋根材です。

 

ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板は、どちらが性能が良いのか?

質問:
瓦から葺き替えた場合、ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板で迷っている。サイトをいろいろ見たが混乱している。どちらが性能が良いのかどちらにするべきか?納得にいく理由も知りたい。適切なアドバイスをお願いしたい。宜しくお願いします。

回答:
お客様は、電話でのお話からジンカリウム鋼板が全く知らないものとおっしゃっていましたので、この違いから説明をいたしました。日本ではジンカリウム鋼板自体の鋼板をそのまま販売していないので、ジンカリウム鋼板=石粒付鋼板として話を進めました。

ガルバリウム鋼板と石粒付鋼板とは全く違う鋼板なので、性能の違いを説明しますと、ガルバリウム鋼板の耐用年数は25年、石粒付鋼板は50年です。材料保証はガルバリウム鋼板が最長20年で石粒付鋼板は30年、石粒付鋼板は日本に紹介されたのが遅かったのでまだそんなには普及していません。価格も高いです。

また石粒付鋼板はガルバリウム鋼板と比較して雨音が少ない、それは表面の石粒が雨を拡散するからでまた太陽光を乱反射する効果も少し期待できるので夏の暑さが多少やわらぐかもしれません。

価格の差は、本体の価格で平米あたり材料と施工費で¥500~¥1,000の違いがあります。石粒付鋼板は他社が施工すると、もう少し高いかもしれません(2015現在で)

性能的には石粒付鋼板に軍配があがりますが、短所は:

・ガルバリウム鋼板より材料費、施工費ともに多少高い。
・日本では、まだ知名度が低い為、喜んで施工する屋根屋が少ない。
・価格は、屋根屋の仕入れルートによりかなり高いことになる。
・施工が慣れていない屋根屋は、高くなったり、工期が長くなったりすることもある。

これを踏まえて、ガルバリウムか自然石粒付鋼板かを考察する必要があります。瓦からの葺き替えの場合は、瓦を撤去しなければなりませんので、断熱、雨音などに気を付けて選ぶ必要があります。家の様子、工法が不明ですが、ガルバリウム鋼板の場合は瓦と同等な環境にするためには、断熱、雨音の対策が必要。

ジンカリウム鋼板の場合は雨音はしないので、断熱を考慮する必要があります。重要なのは、耐用年数ですが今の家をあとどれくらい住むつもりがあるのか?ということを鑑みないと、高いジンカリウム鋼板を採用しても、無駄になってしまうケースもあります。

結論的には、コスト、性能を鑑みると、屋根材のデザインは別としては、ジンカリウム鋼板のほうが、パーフォーマンスは高いと言えます。ただし上記価格は、ある特定の提携屋根屋の相場感で言っているので、他社の価格は、不明です。

 

防水材、ルーフィングはあまり重要ではないのでは?

質問:
ルーフィングで悩んでいます。御社のサイトではルーフィングが一番重要な材料と言っているが一番安いののがこのルーフィングです。家の屋根はスレート材ですがスレート材が雨の大半を防いでいるのでは?ルーフィングはそのスレート材が漏らしたものを防ぐのでは?逆ではないですか?

回答:
おっしゃるように雨の大半はスレート材で部屋の中に侵入するのを防いでいます。しかし、ルーフィング無しであったら、スレート材が漏らした雨が直接屋根裏、部屋に入ってきて実際に雨漏りになります。雨の降り方もいろいろあって、風が強い場合はスレート材の隙間からかなりの雨水がスレート材の下に漏れます。逆にスレート材が無くてルーフィングのみの屋根だったらどうか?ルーフィングがしっかりしていれば雨漏りは発生しません。

スレート材や瓦、トタンなど仕上材と呼ばれている一番上の材料が欠けても、割れても、錆びて穴が開いても、ルーフィングに何もなければ雨漏りは起こりません。

つまりルーフィングが最終的に雨漏りを防いでいます。逆にスレート材や瓦、トタンなど仕上材はルーフィングを守っているとも言えます。ルーフィングを長持ちさせれば、屋根は雨漏りすることなく長持ちします。外観は別のお話ですが・・・

以上ですが、追加の質問があった場合はこの下に追加します。 2018年6月

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