工事例/施工例

ガルバリウムへ葺き替え工事例、劣化した瓦U撤去

横暖ルーフSへの葺き替え例/15年の劣化したセキスイ瓦Uを撤去

セキスイ瓦U 劣化

築34年のスレート屋根の家ですが、15年前に瓦Uでのカバー工法でリフォーム。今回瓦Uの劣化があり、見栄えがかなり損なわれたので再リフォーム。瓦Uの耐用年数は20年以上あると言われたのに、あまり長く持たなかった。残念とのこと。

しかし、雨漏りはまだ起こっていないですし、瓦Uのカバー工法のときにルーフィングは換えているはずですので、この劣化は瓦Uの塗装の劣化、表面のみの劣化で、瓦Uの耐用年数が来たのではないのです。しかし、茶色の表面であり瓦Uの表面処理があまり良くないので、劣化が目立ってしまっています。これは見た目の耐用年数とみなされた例です。表面は既に繊維質が露出しており、このまま塗装することができません。

水が入らないように表面を処理しなけらばならないのですが、仕上材を交換するのと変わらない費用になってしまい、結局ガルバリウム鋼板での葺き替えで決着です。多分この方法がベストの選択でした。瓦Uにかなりの不信感がお客様にあり、瓦Uの補修では満足して頂けない状況でした。瓦Uは少し問題のある材料と思われています。

横暖ルーフ・ニチハ完成

ガルバリウム鋼板の施工完了写真です。

瓦U撤去中写真

瓦Uを撤去し、既存のスレート材の上からコンパネ、ルーフィング、ガルバリウム鋼板の施工です。カバー工法のやり直しの工法です。瓦Uを撤去したところで、ルーフィングの施工がやられていませんでした。下の写真。

既存スレート材1

瓦Uを撤去し、掃除をしたところ。このころの施工方法は、15年前ですが、ルーフィングの施工がされていませんでした。結果的には雨漏りは無かったのですが、カバー工法ではルーフィングの再施工は必須のはずです。元のスレート材は数箇所に割れ、欠け、ヒビが入っています。

既存スレート材2

再下地&ルーフィング

本来はスレート材の上にルーフィング、ガルバリウム鋼板が標準?のカバー工法なのですが、一番下の既存下地がかなりの年月を経過しているので、念のためコンパネの再施工です。(これも施主様の希望ですが)新コンパネの上にルーフィングを施工してこの上にガルバリウム鋼板の施工です。

ガルバリウム鋼板(ニチハ、横暖ルーフ/きわみ)の施工

横暖ルーフ施工中1

横暖ルーフの本体部分、軒先の完成:

棟部分芯材

棟部分の施工、芯材を施工し、ガルバリウム鋼板の棟板金を取り付けます。

壁の取り合い部分

一階の屋根と二階の壁との間部分、この部分からの雨漏りは多いので、その雨押えを施工します。右は大棟の完成写真です。

横暖ルーフ棟から

大棟部分からの全体写真、(棟はまだ工事中)

ガルバリウム鋼板のカバー工法施工費用

葺き替え項目金額単価数量単位備考
足場設置&解体¥176,000¥800220
瓦U撤去費用¥160,000¥2,00080
廃材処理費用¥50,000¥250002トン
廃材運搬費¥20,000一式トラック+人工
下地材施工費用¥160,000¥2,00080コンパネを使用
ルーフィング施工費¥56,000¥ 70080普及品、耐用年数20年程度
ガルバ本体施工¥496,000¥6,20080横暖ルーフ/きわみ
材料費込
本体以外の費用¥120,000一式
棟板金、軒先、けらば部分の役物、その他
一般管理費¥0なし管理費、諸経費はここの屋根屋はとらない
工事費合計¥1,008,000一式
合計(消費税込)¥1,088,640一式消費税8%

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この屋根工事では、瓦Uの撤去、廃材処理、下地材の施工、ルーフィング、ガルバリウム鋼板本体、本体以外の役物、部品の施工、足場の設置、解体の工事過程でした。その金額項目で費用を書いています。この中で廃材処理費用とその運搬費ですが、これらの費用は屋根屋によってばらばらで、廃材処理費用とは、産業廃棄物業者に廃材を引き取ってもらう費用でこの産業廃棄物業者によって引取価格は業者によって違います。スレート系のものは、トンあたり¥8,000~¥10,000ぐらいで、運送費用は屋根屋もちになります。

この引取価格と運搬費、で廃材処理費用となります。この廃材処理費用で、¥2,000/㎡で¥160,000を計上する業者もいます。もちろんこれ以上の価格を提示する業者も多いです。瓦、スレートなどは燃えないので埋め立てて処理しますので、その埋め立て費用です。

ぶっちゃけ、アスベストのスレートは専門の処理業者が専用の埋め立て用地にて処理します。多少高いのですが、2倍、3倍の高さではなく、10%、20%程度の割増です。トンあたり、¥8,000、スレート材の重量は、平米あたり20Kg程度なので、100平米では2トンで¥16,000-、これは屋根屋の原価になります。ダンプで運搬、かつ人手がいりますので、運送費が加算されます。

ですから廃材処理の原価はこの場合、¥36,000程度。これに屋根屋の儲けが加算されて計上されます。¥36,000-は、100平米のスレートの廃材処理費用の原価ですのでお間違いないように!しかし、業者は儲けがないと仕事をしても意味がありません。いきなり「原価にしろ」と言ったら屋根屋は儲けが全くなくなりますので、仕事を受ける価値がありませんからやめてくださいね!

このページは以上になります。

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