コロニアル屋根の上にガルバリウム鋼板を重ね葺き工事例
雨漏りの為、コロニアル築34年の屋根をガルバリウム鋼板/横暖ルーフ・きわみにてカバー工法の施工件です。施工の様子と工事価格。
横浜市保土ヶ谷のコロニアルのガルバへのカバー工法による工事です。天井からの雨漏りが数ヶ月前からあり、葺き替えの依頼でした。築34年ですので、部分修理か葺き替えか迷うところですが、雨漏り箇所は、大棟の部分と判明、棟板金をはずし、ルーフィングの張り替え、板金の交換で雨漏りは止まるのですが、ルーフィング、コロニアルとも相当傷んでいると思われたのか、葺き替えを希望されての契約でした。ここは周りからも屋根が見えるので、見栄え的にきれいにしたいと思われたようです。
天井のシミになっている雨漏りの発見は、2ヶ月まえ程度、どしゃぶりのときに初めて2箇所に雨のシミになったそうです。ただ水は床までは落ちてきていませんでした。
コロニアル(スレート)屋根、工事前とガルバリウム鋼板(横暖ルーフ/きわみ)へ葺き替えた後の写真になります。大棟が長いタイプの典型的な寄棟です。
棟部分の板金は全て錆ついて茶色に、コロニアル表面は大きなヒビ、欠け、割れはありませんでしたが、塗装はなくなりカビと思われる変色が屋根全体に広がっています。アスベスト入のコロニアル、ルーフィングに心配がなければ、塗装で外観がきれいになるのでは?と思われますが、このままでは塗料が上手く乗らなので、カビの部分を削るなどして表面を綺麗にしないといけないです。棟板金は交換です。コロニアルの再生も受けたことがありますが、コロニアルの耐用年数、ルーフィングの劣化から言ってお薦めできません。
工事の様子です。右の写真は、ガルバリウム鋼板、横葺き、横暖ルーフの本体施工が終わって役物、棟部分の板金を施工しているところです。谷部分もあります。
葺き替え完成の写真になります。
夕方だったため、光の角度が違っています。
コロニアルからガルバリウム鋼板への葺き替え価格
この工事の工程、工事のやり方は、コロニアル、スレートのガルバリウム鋼板によるカバー工法ですが、下地材も雨漏りによる劣化を心配し、下地材(コンパネ)を施工しています。工事のやり方としては、コンパネ、ルーフィング、ガルバリウム鋼板本体、役物施工の順に工事を実施しました。費用の明細は下記のようです。
コロニアルのガルバリウム鋼板(ニチハの横暖ルーフ/きわみ)でのカバー工法葺き替え工事費用明細
葺き替え項目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
下地コンパネ施工 | 70 | ㎡ | ¥2,000 | ¥140,000 | 雨漏りで下地が傷んでいたので張り増し |
ルーフィング施工費 | 70 | ㎡ | ¥ 900 | ¥90,000 | ニューライナールーフィング |
ガルバリウム鋼板/本体施工費用 | 70 | ㎡ | ¥5,500 | ¥ 385,000 | 横暖ルーフ/きわみ |
本体以外の施工費用 | 一式 | - | - | ¥ 157,650 | 棟板金、軒先、けらば部分の役物、その他 |
一般管理費 9% | 一式 | - | - | ¥65,534 | |
工事費合計 | 一式 | - | - | ¥ 793,684 | |
合計(消費税5%込) | 一式 | ¥829,499 | @2012年の提携屋根屋の価格 |
この工事は、2012年の工事で価格は今の価格と若干違っています。消費税が5%であったこと、施工費用が材料によっては少し安かったことです。注意点として、コンパネを施工し直したこと、ガルバリウム鋼板の耐用年数は「きわみ」で25年程度を想定していましたが、ルーフィングは普及品であるゴムアスより耐用年数の長いものを使用しました、普及品より少し高価ですが、価値はあると思います。今回はコロニアルよりルーフィングの方が早く劣化したようなので、これを考慮しての選択です。
この施工例は以上です。