瓦の葺き替え・修理の費用・価格の一方の価格相場

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全国組織の瓦販売組織の標準価格表の解説

解説は下、価格表の書き直しと説明:

瓦工事標準価格表

一般公開されている、瓦工事組合の価格表の拡大リストと解説になります。元の価格表が見にくいので、項目を書き直して各価格項目の解説をリンクして下の方に記載いたしました。この価格はお助け隊の瓦工事相場の参考にしています。提携の瓦工事の会社もこの価格に近い工事をすることもあります。

しかし、この価格表は全瓦連の価格表と考えられ、全瓦連に加盟していない瓦屋さんはこの限りではありません。提携の屋根屋さんも全瓦連に入っていない会社もあり、実際の費用は見積を取って頂きたいと思います。

 

瓦屋根葺き替え・修理の標準価格表&解説

千葉県瓦販売工事組合;瓦工事、標準価格表:

瓦の工事組合に全日本瓦工事業連盟という瓦屋根屋さんの組合があります。その支部の価格表が公開されていたので、掲載しましたが、その拡大版と、各部位の名前がわかりにくいと思いましたので、各役物を含めたものを簡単に解説しました。下の表が見にくかった価格表の写しで、その下に沢山ありますが、各部分、役物などの名称と解説です。

工事見積項目単位金額備考
無料点検下見料1回無料
修理基本料1回¥10,000
常備工賃一口¥30,000
修理時間手間一時間¥6,000
葺直し工賃平米(㎡)¥5,000
棟取り直し工事;丸共3段¥10,000
棟取り直し;一段増毎に¥2,000
棟取り直し; 6~7寸丸¥8,000
土居のし¥5,000
棟面戸漆喰工事¥4,000
土居のし漆喰工事¥2,000
軒面戸漆喰工事¥2,000
軒面戸ブラメン¥2,600
雪止め瓦取替¥6,000
雪止め金具取付¥4,800
瓦、葺き土取り除き、工賃(土葺き)平米(㎡)¥3,000
瓦、葺き土取り除き、工賃(引掛葺)平米(㎡)¥2,000
スレート類 (撤去費用)平米(㎡)¥1,800
廃材処分工事平米(㎡)¥1,500
野地板類工事平米(㎡)¥2,000
下葺工事平米(㎡)¥650
瓦桟工事平米(㎡)¥1,000
使用瓦(シルバー)定価
使用瓦(銀黒その他)一割増し
発生廃材処理費用平米(㎡)記載なし
小運搬費一式記載なし
諸経費(工事費用の 5%)一式

標準価格表にある主な価格項目:

無料点検下見料:
瓦屋根の葺き替え、修理のための現場調査の費用のことです。瓦に限らず無料のことが殆ど、費用が発生すると聞いたことがありません。特別なことが無い限り請求はありません。

修理基本料金:
この項目では瓦屋根の修理、葺き替え、工事にかかるときに、基本の費用として請求される費用ですが、取らない屋根屋さんも多いです。屋根屋によります。他の費用とは別途になります。

常備工賃:
作業に使う、車、トラック、梯子、荷揚げ機、もろもろの道具等の減価償却の費用です。この費用は時々競合の屋根屋さんが上げているのを何度か見ています。作業に関わる経費です。工事には必ず儲け、利潤があるのでそこから出すのが筋と考えますが、わざわざこの項目で請求することが行われています。

修理時間手間:
瓦屋根修理で発生する費用です。20~30分で修理できても最低この費用を請求されます。基本料と合わせて、最低¥16,000かかる場合もあります。請求しない屋根屋さんも多いです。

葺直し工賃:
職人さんが実際に瓦を施工するときの費用。屋根の平部(本体部分 棟、軒先、けらば、谷など端部分以外の主部分)の施工価格です。瓦屋根の葺き替え時に発生する作業費用です。この書き方では、瓦の材料費は含まれていません。材料費は別途になりますが、屋根屋さんの多くは施工費と材料費を合算して請求することが多いです。見積の書き方に注意が必要です。

棟取り直し工事;丸共3段:
屋根の天辺にある、棟瓦(熨斗瓦、冠瓦)の施工費で本体の価格とは別途に請求することもあります。瓦屋根は棟の部分が段になっていて、何段積むかお客様の希望を入れて施工します。段数が多くなれば費用もかかります。この金額では丸共3段と言っていますが、意味は、熨斗瓦:2段、冠瓦(半丸、かまぼこ型瓦)1段の合計3段積みの構成での価格を言っています。地震に強い冠瓦だけで施工すると更に安くなります。何も言わないとそのままの段数での見積になります。

棟取り直し;一段増毎に:
棟の積み方。1段増加するごとの価格です。主に熨斗瓦で一段増すごとに¥2,000/mの費用が発生します。

棟取り直し; 6~7寸丸:
棟部分で先程言った、冠瓦のみでの施工費用になります。冠瓦は7寸丸の冠瓦、6寸丸の冠瓦、あるいは三角の冠瓦もあります。左:熨斗瓦5段+冠瓦の計6段の棟を右:七寸丸一段へ変更、棟が軽くなって、ガイドライン工法で更に強固な棟になりました。

棟を七寸丸へ変更

左写真:棟部分のガイドライン工法、右:棟の冠瓦は丸だけではなく、三角形もあります。

七寸丸棟施工

 

 

土居のし部分
土居のし
今はあまり使わない言葉ですが、壁と屋根との間の施工で壁側に施工するものです。通常では壁の取り合い部分施工費用として見積にかかれることが多いです。壁からの雨水を屋根側に確実に流し、壁の中に入り込むのを防いでいます。意匠的にも美しく見せる施工になります。列のコンテンツ

 

>>>棟面戸漆喰工事

棟部分の面戸
棟面戸漆喰工事:
今は漆喰部分の施工はまとめて記載することが多いのですが、あえて分けて書くといろいろな箇所の漆喰施工になります。棟と平瓦との間の三日月状の箇所での漆喰です。以前は白い漆喰でしたが、この三ヶ月形の瓦や樹脂製の材料(面戸瓦)南蛮漆喰(屋根専用セメント)で施工されることが多いです。もちろん漆喰で施工されることもありますが、他の材料のほうが長持ちします。ただ漆喰は真っ白で美しさがあります。

 

軒先面戸

軒先の面戸漆喰工事:

軒面戸とは、軒先の瓦の直下(矢印)の部分。以前は漆喰が主流でしたが面戸と同じように、瓦や南蛮漆喰(屋根専用セメント)が使われています。

 

 

軒面戸ブラメン:
軒先部分の瓦施工でできる隙間を埋める工事で漆喰で埋める場合と別の部品を使う場合があります。この部品をブラメンを言います。各社から部品はいろいろ出ています。

雪止め瓦取替:
雪止めは金具を使う場合と、瓦自体に雪を止める出っ張りがある瓦を使う場合とがあり、雪止め瓦を使う場合はこの瓦と普通の瓦との交換が必要になります。この費用。

雪止め金具取付:
雪止めを金具で行う場合の費用です。

 

瓦、葺き土取り除き、工賃(土葺き):
瓦、葺き土取り除き、工賃(引掛葺):

瓦を撤去する場合、古い瓦屋根では、瓦の下に土があり、この土の粘性によって瓦を固定していまし。築30年程度では、引っ掛け桟工法の瓦屋根ですが、40年、50年以上の瓦屋根では土葺(土葺きといいます)の場合が多く、その土も撤去しなければならないので、費用が加算されます。ですので、引っ掛け桟工法と土葺の撤去として記載があるわけです。

スレート類 (撤去費用):
ここにスレート材の撤去費用があるのは何故?と思ってしまいますが、基本的にスレート屋根の葺き替えで瓦を使用することは重量の問題でやりません。

廃材処分工事:
ここでの廃材は瓦です。屋根屋さんは瓦を自社で処分できないので、専門の産業廃棄物業者に依頼をして処分してもらいます。廃棄業者への持ち込み料は、業者によってまちまちで¥8,000/トン~15,000/トン程度です。これに運搬費と儲けが加算されます。

野地板類工事:
下地のことですが、昔は野地板、今はサブロクのコンパネ(合板)を使い、施工費用は材料込で9mm厚の材料で、¥2,000/㎡、12mmのもので¥2,200/㎡程度です。この価格表は施工費用のみが記載されています。

下葺工事:
防水材、ルーフィングのことを言います。現在はゴムアス(改質ゴムアスファルトルーフィング)という防水材が使われます。瓦屋根には水はけの更に良い、キズ入のルーフィングが使われます。価格表には¥650/㎡とありますが、種類によって金額は変わり、¥700/㎡~¥900/㎡程度になります。

瓦桟葺き施工
瓦桟工事:
ルーフィングの施工が終わったら、瓦を固定する為の20mm程度の高さの角材を施工します。ここに瓦を釘で固定するのがガイドライン工法です。1995年以前では殆ど釘で止めることはしない、瓦の爪を桟木に引っ掛けて施工する引っ掛け桟工法が主流でした。桟木の施工費用は、この価格です。

 

使用瓦(シルバー):
使用瓦(銀黒その他):

この価格表では平瓦の施工には、工事費用と材料費とを分けています。その瓦材料の価格ですが、具体的な金額はないです。これは各屋根屋に任せています。工事費用は書いているのに、瓦の材料費は不明になっています。この瓦の価格が問題になっています。

発生廃材処理費用:
この廃材は何なのか?具体的なものは記載がありません。多分、屋根葺き替え、屋根工事中に排出されたゴミと思います。この瓦を撤去したあとの廃材とは別の費用ですが、請求する屋根屋とそうでない屋根屋がいると思います。

小運搬費:
材料の運搬はトラックですが、現場の状況によっては、道路と現場との距離がある場合など多くの人力を使って材料を運ばなければなりません。廃材も同じです。これは場合によっては多くの労力が必要で、その費用になります。

諸経費:
諸経費、一般経費って何?と質問されますが、これはその工事に掛かった経費、高速代、駐車場代、電話代、印紙代、契約文書などを作成する労力、など主にはその工事に係る時間労働の請求です。広告費、宣伝費などもこの内ですが、広告費などはこの工事一件でのものではありません。年間いくらです。また車、道具などの減価償却費も経費のうちになります。ずるい?屋根屋はこの資材、道具、車の減価償却費も請求することがあります。これらは儲けの中から出して欲しいと私は思ってしまいますが・・・

しかし、私が思うにこれは表の儲けに相当します。ん!では裏の儲けとは?裏表関係ないのですが、裏の儲け・利潤はもちろんすべての工事項目に利潤が入っています。見積に利潤などと書いていませんが、当然利益が入っています。

工事をするには、材料費+人件費+もろもろの経費+利潤です。見積を材料費、経費、儲けなどとは書きません。これが当たり前ですが、利潤の仕組みです。これをもっともらしく、表に必要経費としてお客様からいただこうとするのが経費です。

以上です。

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