ジンカリウム鋼板(石粒付鋼板)は50年の耐用年数
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ジンカリウム鋼板・石粒付鋼板の耐用年数
最近はジンカリウム鋼板・石粒付鋼板の耐用年数を記載した記事がないと感じますが、私だけでしょうか?お助け隊では、石粒付鋼板の耐用年数50年は変える気はありません。耐用年数は保証値ではありませんが、何故そう言えるか解説します。
簡単に、お助け隊でも良く契約を頂く、ディートレーディングの製品の広告は;
「30年以上経過したディートレーディングの屋根は苔やカビの汚れも少なく、美観を保ちます」とあります。また、保証は30年で、その内容は;
- 基盤ジンカリウムのサビによる漏水保証30年
- 基材石粒の極度な褐色(色落ち、茶色への変色)保証30年
- 基材石粒の極度な剥離保証30年です。
※ディートレーディング社、総合カタログ P.2、製品保証の記述から。https://deetrading.com/corporate/download/ 葺き替え予想期間は60年以降になっている。
石粒の劣化は少なくとも30年大丈夫ということを言っています。「極度」という文言がありますが、少しは変色し、剥離があると。でもほとんど大丈夫と言っています。これを信じるなら、30年を過ぎて、最悪全ての石粒が剥離し無くなってもその下は※ジンカリウム鋼板です。
※ジンカリウム鋼板は、ガルバリウム鋼板と同じ鋼板で、ガルバリウム鋼板の耐用年数は開発したメーカーの実験で25年の耐用年数があることが分かっています。つまり、30年+25年=55年で、耐用年数は55年あることになります。もう一度いいますが、保証値ではありません。
極端な石粒の剥がれ、色の変色は30年の保証ですから、ほぼありません。つまり石粒は変色もせず、かなり残っていすはずです。この石粒が全て無くなるのに数年、もしかしたら十年以上、ジンカリウム鋼板が見えてきたら、ジンカリウム鋼板(ガルバリウム鋼板)の耐用年数が25年以上なので、すくなくとも50年以上この鋼板は雨漏りのない材料と言えます。
石粒付鋼板の組成/材料の構成
石粒付鋼板はガルバリウム鋼板の上に細かい石粒をアクリルでコーティングしたガルバリウム鋼板よりも高耐候性の屋根材です。各メーカーの製品仕様はほぼ同じで、保証30年、美観保証10年(耐用年数50年以上:これは記載されていないことが多い;なのでお助け隊の文言です)。
・高耐候性:材料保証 30年、美観保証 10年
・耐用年数(雨漏りしない年月):50年
・ガルバリウム鋼板のように雨音がしません。表面の石粒が雨を拡散
・表面に傷などは付かない。そこからサビが発生することもありません
・スレートのカバー工法が可能。
・軽量:平米あたり 7Kg、瓦の1/6の重量
石粒付鋼板は軽量で耐震に強い屋根材です。瓦:40Kg/平米、ガルバリウム鋼板:5kg/平米、スレート材:20kg/平米でガルバリウム鋼板とほぼ同じ重さ。
※ジンカリウム鋼板:
ベツレヘムスチール社が1970年にGalvalume®を開発しました。このメッキ鋼板を世界中に広める為に、世界大手鉄鋼会社にこの生産と販売のライセンスを供与しました。そのうちの一社はこのGalvalume®をZINCALUME®として発売しました。(2019年春現在Blue Scope社が商標権を持っています)
ですから、ZINCALUME®はガルバリウム鋼板と全く同じ製品なのです。しかし、一部の日本の業者はこのガルバリウム鋼板をジンカリウム鋼板と言っている為に、日本では混乱しています。石粒付鋼板のことをジンカリウム鋼板と言ったりしていますが、正確には間違いで、ガルバリウム鋼板のことです。
ジンカリウム鋼板のメリット、瓦に比べて遥かに軽量な屋根材
- 家全体の重量が軽くなり耐震に強くなる
- ガルバリウム鋼板より長い耐用年数50年
- ガルバリウム鋼板の様に雨音がしない
瓦より遥かに軽く耐用年数は50年。瓦の交換屋根材としてお薦めな高耐候で軽量な屋根材は、ジンカリウム鋼板・石粒付鋼板です。ガルバリウム鋼板も超軽量なのですが、耐用年数、寿命が違います。
屋根を軽くすると耐震性能は30%向上する!
この交換によって、木造家屋の耐震性能、耐震評点が約30%向上します。これは2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」に書かれた計算方法で導きだしたサンプルの家の耐震診断での変化です。家のサンプルを考えてそのサンプルの家を使って耐震の計算をやってみました。ここでの計算はガルバリウム鋼板ですが、ジンカリウム鋼板も同様に軽量です(重量差:1 Kg/㎡)
・・・30%向上の根拠、サンプルでの耐震診断の計算は:耐震性能のページへ
家の重さは重いほど、動かされ難いので重い方が地震が来ても動かない、倒れにくいと考えている方がいますが、そうではありません。これは地震の力は地面が動くのでそれは地球規模の力、途方もない巨大な力が各家にかかりますので、全ての家が動きます、揺れますこの一度簡単に動いた家は重いほどその運動エネルギーは大きい。そしてそのエネルギーは家の重さに比例して大きくなります。
2012年改訂版「木造住宅の耐震診断と補強方法」は買うと高いので、ご興味のあるかたは、国立国会図書館に1冊ありますので、誰でも読むことができます。
・軽量:石粒付鋼板の材料の重さは、7Kg/㎡で、瓦:45Kg/㎡、スレート材:20Kg/㎡。瓦の15%、スレートの35%の重さしかありません。ガルバリウム鋼板(5Kg/㎡)より少し重たいだけです。瓦からの葺き替え、スレートからの葺き替えで屋根の重さが軽減され、家全体の重量も少しだけ軽減されるので、耐震に有利になります。
・耐用年数:上で説明したように耐用年数は50年。瓦には劣りますが、ガルバリウム鋼板よりは長い、スレートよりも長いです。
・雨音がしない:ガルバリウム鋼板は雨音がしますが、ジンカリウム鋼板は石粒で雨粒が拡散されるので、雨音がしません。>>>ジンカリウム鋼板の雨音の実験
ガルバリウム鋼板より雨音が小さい
同じ軽量な金属屋根材であるガルバリウム鋼板の最大の欠点である雨音の問題がありません。それは、表面にコーティングしてある石粒に雨粒が当たると、雨が細かく拡散されるので、振動が抑えられ音がしません。実際に実験をして比べてみました。
石粒付鋼板の雨音:
ガルテクト(ガルバリウム鋼板)の雨音
音では良くわからないときの、データの視覚化: 赤い矢印が音圧レベル最大値:ガルバリウム鋼板のほうが大きい音になっています。音の編集ソフト使用。各雨音測定条件は一緒。あくまでも相対的な測定ですので、お客様の屋根の雨音とは異なります。ガルバリウム鋼板と石粒付鋼板との雨音比較測定になります。
測定には、BOXに各屋根材を施工し、中でスマホを置いて音の収集。雨はシャワーで降らした、その水の量は、降水量に換算して60mm/時間なので、結構台風並みの雨量です。
屋根の軽量化/ジンカリウム鋼板はお薦めの材料です
重い瓦屋根を軽量で耐用年数の長いジンカリウム鋼板に葺き替えるのは、耐震の観点、耐用年数の観点からお薦めです。地震を心配するならジンカリウム鋼板やガルバリウム鋼板などの超軽量な屋根材ですが、いったいどれ程耐震の効果があるのか?
瓦もいろいろありますが、釉薬瓦で 45Kg/㎡、100㎡の屋根の全重量は、約4、500Kg、4.5トンにもなります。一方ジンカリウム鋼板では、6Kg/㎡ですので、100㎡で 600Kg、0.6トンです。約1/7以下の重量です。4.5トンが 0.6トンになるのですから、数字だけ聞くとすごい軽量化になります。
でも一体どれほど、耐震診断の数字に反映されるのか? 耐震性能が、7倍になるのか?と言うとそうではありません。この耐震診断の計算は具体的なモデルがないとできないので、例えば下の家を考えます。二階建て、屋根面積 70㎡、瓦葺きをガルバリウム鋼板で葺き替えたとき、耐震の性能は専門的に「評点」で表しますが、この評点が、約30%向上しました。
評点とは? 評点が;
- 1.5以上のとき:倒壊しない
- 1.0~1.5のとき:一応倒壊しない
- 0.7~1.0未満のとき:倒壊の可能性あり
- 0.7未満のとき:倒壊の可能性が高い
という評価になります。では、評点の計算と屋根の重さとの関係ですが、耐震診断についての計算方法とこのモデルを使った瓦屋根とガルバリウム鋼板屋根との評価を解説してあります。
ここで簡単に言うと、耐震とは巨大地震が家を倒そうとする力を「必要耐力」、家が巨大地震に対抗して倒れまいとする力を「保有耐力」と言います。この言葉の定義は覚えてください。「必要耐力」とは巨大地震がその家にかかる主に横揺れの力です。
「必要耐力」>「保有耐力」の場合は倒壊、「必要耐力」<「保有耐力」の場合は倒壊しません。(理論上は)
「必要耐力」は、地震そのものの力ではありません。巨大地震は地球が動くので途方もない力です。地面の揺れは地面にあるものに一様にかかります。ではより家を倒そうとする力が大きいものは、何かと言うと・・・
それは重い家ほど大きな力がかかるのです。多分慣性力に関係するのでは?と思います。間違っていたらゴメンナサイ。で重い家とは、屋根の重さを含めた家全体、基礎、柱、壁、床、家具、調度品、屋根など全ての重さの合計重量が重いほど巨大地震の倒そうとする力「必要耐力」(何か変な名前ですが・・・)が大きい。
ところで家の総重量なんて考えたことないですよね。このモデルでは、家の総重量は、瓦屋根の場合;14.5トン、ガルバリウム鋼板屋根の場合;11.4トンです。その重量差;3.1トン、比率にして、-22%です。この家全体の重量が大きく関係します。
22%の重量減はこの家ではかなりおおごとです。で、肝心の耐震の評点ですが、計算すると;
瓦屋根の場合; 評点:1.35(一応倒壊しない)
ガルバリウム鋼板屋根の場合; 評点:1.79(倒壊しない)
になりました。数字を言うと、1.35 から 1.79で約30%向上しました。
(計算上は)
ガルバリウム鋼板とジンカリウム鋼板とは、重さが1Kg/㎡しか違いがないので、このモデルでは殆ど同じ数字になると思われます。後に計算をしてみます。
このように、瓦を撤去してガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板にすると、いろいろな耐震対策もありますが、屋根の葺き替えのタイミングが合えば、有効な耐震対策になることがお分かりになったと思います。
瓦から軽量な材料に交換すると、耐震の効果はあるようです。ジンカリウム鋼板は、瓦に近い耐用年数50年(瓦はCasbeeで耐用年数60年)なので、ガルバリウム鋼板の耐用年数25年よりかなり長いので、一考する価値がありそうです。
ジンカリウム鋼板のデメリット
・表面が石粒でザラザラしているので、ホコリが堆積し易い。
・ホコリが残りやすいということは、カビ、苔などが生えやすい。
・表面の石粒が剥がれたら、塗装は難しいので、石粒を塗布しなければなりません。ガルバリウム鋼板は塗装で済みますが、ジンカリウム鋼板の表面メンテは面倒、高くなる。
・断熱材が標準では付属しません。横暖ルーフαS、スーパーガルテクトは断熱材が標準で付随しますので、そのままの断熱性能テストでは、ガルバリウム鋼板系に少し劣ります。でも両方暑いです。
・ガルバリウム鋼板より施工価格が少し高い
ジンカリウム鋼板屋根葺き替え費用相場
ここでは、石粒付鋼板=ジンカリウム鋼板とします。日本ではジンカリウム、ガルバリウム鋼板に石粒をコーティングしたものをジンカリウム鋼板とも言っています。本来は間違いですが・・・
ジンカリウム鋼板・石粒付鋼板の施工価格は、同じ金属系のガルバリウム鋼板より少し高い程度で、すごく高いという印象はありません。棟板金、けらばの板金、軒先などの役物が少し高いので、デザイン的に許せば、ガルバリウム鋼板などで安く仕上げることも可能になっています。・・・屋根屋と要相談
このページには、施工費用のモデルとして、屋根面積ごとに工事費用を紹介します。この価格は参考価格、目安の概算ですので、正確な金額は屋根屋さんの現地調査の後に見積を貰ってください。
瓦からジンカリウム鋼板への葺き替え価格:
注意:下記の価格は、ニューライナールーフィングを使用した費用になります。
またいずれの価格表示も参考価格であり価格の保証ではありません。
番号 | 屋根の広さ | 建坪 | 税込み工事合計 | 備考 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 49.3 ㎡ | 10坪 | ¥ 999,000 | ニューライナールーフィング仕様 | ー |
2 | 76 ㎡ | 15坪 | ¥ 1,263,000 | ニューライナールーフィング仕様 | |
3 | 81 ㎡ | 20坪 | ¥ 1,689,000 | ニューライナールーフィング仕様 | |
4 | 96 ㎡ | 25坪 | ¥ 1,966,000 | ニューライナールーフィング仕様 | |
5 | 140 ㎡ | 30坪 | ¥ 2,849,000 | ニューライナールーフィング仕様 |
- 瓦屋根 49.3 ㎡をジンカリウム鋼板へ葺き替える費用詳細
- 瓦屋根 76 ㎡をジンカリウム鋼板へ葺き替える費用詳細
- 瓦屋根 81 ㎡をジンカリウム鋼板へ葺き替える費用詳細
- 瓦屋根 96 ㎡をジンカリウム鋼板へ葺き替える費用詳細
- 瓦屋根 140 ㎡をジンカリウム鋼板へ葺き替える費用詳細
スレート屋根にカバー工法でジンカリウム鋼板を重ね葺きの費用概算:
各屋根面積別価格詳細:
リンク先の概算詳細は、ルーフィングをニューライナールーフィングで計算しています。このページでの使用するルーフィングは、自着式ルーフィングを使いますので、価格に僅かな差異があります。またいずれの価格表示も参考価格であり価格の保証ではありません。
番号 | 屋根の広さ | 建坪 | 税込み工事合計 | 備考 | コメント |
---|---|---|---|---|---|
1 | 49.3 ㎡ | 10坪 | ¥ 765,000 | 自着式ルーフィング仕様 | ー |
2 | 76 ㎡ | 15坪 | ¥ 903,000 | 自着式ルーフィング仕様 | |
3 | 81 ㎡ | 20坪 | ¥ 1,304,000 | 自着式ルーフィング仕様 | |
4 | 96 ㎡ | 25坪 | ¥ 1,510,000 | 自着式ルーフィング仕様 | |
5 | 140 ㎡ | 30坪 | ¥ 2,186,000 | 自着式ルーフィング仕様 |
内訳、詳細は下記からリンクを貼っておきます。
- スレート屋根 49.3 ㎡をジンカリウム鋼板へカバー工法での費用詳細
- スレート屋根 76 ㎡をジンカリウム鋼板へカバー工法での費用詳細
- スレート屋根 81 ㎡をジンカリウム鋼板へカバー工法での費用詳細
- スレート屋根 96 ㎡をジンカリウム鋼板へカバー工法での費用詳細
- スレート屋根 140 ㎡をジンカリウム鋼板へカバー工法での費用詳細
石粒付鋼板、石付金属屋根材のメーカー、販売会社
石粒付鋼板(上写真)で、日本で出回っていて、施工が可能と思われる材料のお知らせです。元々は海外製品の石粒付鋼板、英語では、Stone Coated Metal Roofing。ガルバリウム鋼板などの金属材料に細かい石粒をコーティングした屋根材です。主なメーカー、販売代理店は、次の会社になります。
■ディートレーディング社;
東京は八丁堀にあるメーカー(提携屋根屋でもっとも契約の多い材料)
・ディプロマットスター、ローマン、クラシックタイル、エコグラーニ
■DECRA Roofing System (デクラルーフィング):米国の石粒付鋼板のメーカー
日本では、株式会社ルーフタイルグループがDECRA、Ikotileの製品を扱う。
■TILCOR(テルコア):日本では鶴弥ほか代理店あり。
Metrotileが元の製造会社名だった。Metrotileのブランド名は残っている
■Allmet Roofing (Canada) >>> BORALに買収された?
このメーカーの製品の日本での販売会社、代理店は;
■LIXIL(リクシル):自社製品ではなく、DECRA製品の一部の販売権をもっています。
T-ルーフの製品名で販売しています。
■新東株式会社: LIXILと同じDECRAから製品の供給を受けて日本での販売をしています
LIXILよりDECARA製品を幅ひろく扱っています。DECRAのコロナ、ミラノ、セネター、かわらS、かわらIIなども扱いがあります。
■株式会社佐渡島: 唯一日本で石粒付鋼板を製造しています。
ストーンウェイブ 1型、2型、3型があるが、いずれもカタログ上に他社では当たり前に掲載している保証期間がない。通常30年保証(穴あき保証)、美観の保証も記載がない。
石粒付鋼板の製造会社、メーカー、販売会社とその製品詳細
ディーズトレーディング社:
日本の石粒付鋼板開発会社:ディプロマット、エコグラーニ他、下の画像:
保証期間:30年、耐用年数は言っていません、施工価格、意匠・デザインで今最も契約を頂いているディプロマットとエコグラーニを供給しているディーズトレーディング社。石粒付屋根材の専門商社ですが自社で製品の規格もしています。リフォームの業界では人気のある会社。競合でもよく聞きます。
DECRA :デクラ屋根システム By ROOF Title Group Japan
ニュージーランドで石粒付鋼板を開発していたAHI Roofing 日本支社とイタリアのイコタイルとの共同出資により、Roof Tile Group Japanを作り日本の各チャンネルを使って販売しています。日本での代理店や販売ルートは複数あり。
DECRA Systemとは、米国の石粒付鋼板製造、販売会社であり。2021年3月現在、日本ではROOF Tile Group Japanが販売権をもっています。元々、AHIというニュージーランドの石粒付鋼板では老舗の会社が開発した製品でしたが、M&Aを繰り返し、現在に至っています。因みにAHI、Metrotileともニュージーランドの会社であったものが、会社のM&Aに扱う会社が変わっています。日本での販売ルートも安定しているとは言えませんでした。
かつて、DECRAの製品は、AHI Roofing Limitedという法人のデクラ屋根システム営業部が扱っていました。なので、上の3つのDECRAの製品は、販売代理店という形で、LIXILと新東株式会社が販売していました。DECRAのWebに掲載されていた、製品の紹介は、各販売会社への問い合わせになっていました。
ジェラード(T-ルーフ:LIXILの名前)SHINTOかわらS、SHINTOかわらSII(DECRAの元々の名前は記載がありませんでした)確かSHINTOかわらS、SHINTOかわらSIIは、セキスイ屋根事業部が扱っていたと記憶しています。セキスイが屋根事業から撤退した後、新東株式会社がこの製品を引き継だと記憶しています。またメタル建材は「オベロン」の製品名でセネターを輸入販売しています。
この会社のサイトには耐用年数のことが書いてありましたので掲載します。他のメーカーは石粒付鋼板の仕様の言い方を以前とは変えていて、保証30年、美観10年保証ですが、以前は30年保証の耐用年数50年でした。美観の保証は無かったです。一社だけこの耐用年数を示しています。言葉ではなくグラフです。
新東株式会社のWebにも同じグラフが掲載されています。(2021年3月現在)
このグラフの縦軸は何を変化の要素にしているのか不明ですが、石粒付鋼板が瓦とほぼ同じ変化のないようにかかれています。ここでは50年間変化がないと言っています。実測値50年間の測定結果ではなく、何かの促進試験、時間を縮めてなにかのパラメータの測定をしているはずです。でも測定をしている。結果を公表するこはあまりないです。
Tilcor:テルコア:Metrotileのブランド名変更
2013年にMetrotileのブランドを「Tilcor」に変更、会社は、ニュージーランドのROSS Roof Groupの傘下にはいりました。日本では現地法人「ロスグループジャパン」に変更。日本での販売代理店は、株式会社鶴弥、三洲野安株式会社、栄四郎瓦株式会社、ヤマチコーポレーション他で扱いがあります。
Allmet Roofing (Canada)
現在日本での代理店などはないと思います。見つけたらお知らせします。
株式会社 佐渡島
日本の法人、屋根材が専門ではなくサッシ、コンクリート製品、鉄建材、土木資材など幅広く扱っている会社。 石粒付鋼板はその一部:ストーンウエイブが商品名
・・・情報が見つけにくいので、間違いがあったらすぐに手直しをします。
出典:参考図書、論文、カタログ他
※ディートレーディング社、総合カタログ P.2、製品保証の記述から。https://deetrading.com/corporate/download/ 葺き替え予想期間は60年以降になっている。
石粒付鋼板の耐用年数は、50年以上、保証は30年(ディートレーディングの社、他各社)
以上です。