屋根葺き替え費用

ガルバリウム鋼板葺き替え費用例/建坪10坪の屋根工事費用

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ガルバリウム鋼板屋根葺き替え費用 @建坪10坪

ガルバリウム鋼板での屋根葺き替え費用は実際どのくらいの価格で工事が可能なのか?具体的な広さと費用とのイメージを作ってもらいたくて、サンプルで解説します。併せてガルバリウム鋼板屋根のメリット、デメリットを簡単に解説します。

ガルバリウム鋼板の施工費用

ガルバリウム鋼板の葺き替え費用をサンプルを使って算出してみました。サンプルは少し小ぶりの建坪10坪、33㎡の家、屋根の面積、各屋根の仕様は下記のようなもので計算。既存の屋根材をスレート、瓦、トタンの3つから葺き替えを考え、それぞれの撤去費用もお知らせしています。

建坪10坪、屋根面積:約50㎡の屋根をガルバリウム鋼板で葺き替える概算費用;そして既存の屋根材の撤去費用、廃材処理費用がこれに加わります。撤去&処理費用

葺き替え項目金額単価数量単位備考
ルーフィング施工費¥ 44,370¥90049.3平米NEWライナールーフィング 耐用年数:30年
ガルバリウム鋼板
本体施工費
¥ 320,450¥6,50049.3平米スーパーガルバリウム鋼板仕様
棟部分施工費用¥ 19,080¥3,0006.36
2階建大屋根の棟
軒先水きり部分¥ 21,195¥1,50014.13軒先に施工する部品、軒先唐草
けらば部分雨抑え¥ 40,150¥2,50016.06切り妻屋根の横部分
壁の取合部分雨抑え¥ 21,000¥3,5006.0一階下屋の壁と屋根との間の部品
足場設置&解体費用¥100,000¥800125平米工事の為の足場費用
屋根工事の小計¥ 566,245
諸経費(工事費の5%)¥ 28312
税抜き合計
(千円未満四捨五入)
概算のため
¥595,000

既存屋根材の撤去費用を含めた合計費用 (税抜き費用)は:

  • スレート屋根からの撤去費用を含めた費用:     合計 ¥758,000 -
  • 瓦、セメント瓦からの撤去費用を含めた費用: 合計 ¥792,000 -
  • トタン(瓦棒)からの撤去費用を含めた費用: 合計 ¥699,000 -
    トタンからガルバリウム鋼板への葺き替えは、勾配が2.5寸以上ないとできません。

(上記概算金額は、価格の保証ではありません。お助け隊独自の相場感から出した費用であり、具体的な正式見積は、提携屋根屋の現地調査の後になります)

解説:

別段変哲のないガルバリウム鋼板の葺き替え費用ですが、一番気を付けたいのがルーフィングです。一般には「ゴムアス」を使いますが、今はもう少し良いものを使うべきと考えます。何故かというと、使う屋根材は穴あき保証が25年のものです。耐用年数は各社発表していませんが、保証年数よりは長くないと保証が不可能になります。あくまでも私見ですが、横暖ルーフαS、スーパーガルテクトなどSGLを使った材料の耐用年数は、35年程度あると考えます。

よって、耐用年数が20年程度の一般のゴムアスでは寿命が不足していて、ガルバリウム鋼板がダメになる前にルーフィングの耐用年数が来てしまって、雨漏りのリスクが増大します。なのでルーフィングは30年以上のものを強くお薦めします。それでも¥1,000/㎡程度です。耐用年数60年の世界に冠たるマスタールーフィングがありますが、¥5,000/㎡程度と手がでません。

本体の費用:¥6,500/㎡は、旧ガルバリウム鋼板の価格と同じにしています。実際提携屋根屋に聞くと仕入れは同じ価格とのことでした。(少し古い情報)2020年夏の時点では、古いガルバリウム鋼板は少し安くなったか、SGL製品(スーパーガルバリウム鋼板と言っています)に置き換わったかです。

その他の役物;棟板金、軒先、けらば、壁の取り合い部分の費用もお助け隊独自の相場感です。これに関しては統計データを取っていないので、提携会社、メーカーのカタログなどを参考にしています。

10坪家、ガルバリウム屋根費用画像

屋根伏図:サンプルの家を上から見た外観図、青い部分が屋根

10坪の屋根伏図

建坪10坪、屋根面積:49.3㎡、2階建ての家モデルを使って、既存の屋根材をスレート、瓦、トタンとしての屋根葺き替え費用、概算をお知らせします。

ここで使う家、屋根の仕様:

  • 建坪(一階床面積):10坪、33㎡
  • 屋根:切り妻型、
  • 面積:49.3㎡(1階下屋:4.14㎡、2階:45.18㎡)
  • 既存屋根材:スレート材、瓦、セメント瓦
  • 工法:既存屋根材撤去方法
  • 葺き替える屋根材:ガルバリウム鋼板(SGL仕様)
  • 屋根勾配:4寸:4/10
  • 軒先の長さ、1階:3.13m、2階:11m
  • けらばの長さ、1階:2.86m、2階:13.2m
  • 壁の取り合い:長さ、1階:6.0m
  • 2階の棟の長さ: 6.36m

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既存の屋根材を撤去する費用の概算、価格

スレート材、瓦、セメント瓦、トタンの撤去費用

既存の屋根材とは、おおよそ次の屋根になります。

屋根の葺き替え方法は上記既存の屋根材を撤去します。ガルバリウム鋼板の施工費用にこれらの撤去費用が上乗せされます。

・スレート材の撤去費用&廃材処理費用:

 費用項目価格数量単価単位
スレート材撤去費¥88,78049.3¥1,800
廃材処理費用¥73,95049.3¥1,500
スレート材の撤去&廃材処理費用の計¥162,730

このスレート材を撤去する為の費用 は、おおよそ¥162,730、¥160,000 - 程かかります。

・瓦、セメント瓦の撤去費用&廃材処理費用:

 費用項目価格数量単価単位
瓦撤去費¥98,60049.3¥2,000
廃材処理費用¥98,60049.3¥2,000
瓦の撤去&廃材処理費用の合計¥197,200

・トタン、瓦棒の撤去費用&廃材処理費用:

 費用項目価格数量単価単位
トタン材撤去費¥73,95049.3¥1,500
廃材処理費用¥30,000一式一式一式
撤去費用&廃材処理費用計¥103,950

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廃材処理費用についての注意:

スレート材、瓦、セメント瓦、トタンの廃材ですが、良くスレート、コロニアルは有害部質であるアスベストが含まれているので、かなり割高な処理費がかかるのでは?と質問されますが、確かにアスベストは政府の許可を得た業者が専用の処理施設を設け、埋めなけれなりません。しかし、その処理費用は、アスベストが含まれないものと比較して2倍、3倍にはなりません。産業廃棄物業者によっても費用の違いはもちろんありますが、せいぜい3割増し、5割増しの世界です。インターネットでも調べられると思います。(ぼったくっている産廃業者も見つけました・・・)

トタンは金属で「鉄くず」として売れます。剝がす手間、運搬費はかかりますが、廃棄する費用はかえって業者の収入です。(非常に僅かではあります。¥10~20/Kg)ですので、トタンの剝がす費用がありますが、廃材処理は運搬費用&トラック等の費用になります。これをスレートや瓦のように廃材処理費用をとっている業者はいかがなものでしょうか?

産業廃材処業者の費用は1トン単位で費用はまちまち。持ち込みで1トンあたり2万円程度、高いくて3万円程度、100㎡の屋根でスレートは約2トン(2,000Kg)で、産業廃棄業者に引き取ってもらう費用は¥30,000/トンとすると、6万円程度、これに運搬費、トラック代などです。これに運搬費と運転者の日当が必要です。相場は100㎡で15万円になるのですが、ここにも儲けが入っていることを理解してください。

廃棄であまり儲けを取ろうとしない良心的な提携業者もいて、同じ廃材処理費用でもあまり儲けをとらないようです。こういう内情もお助け隊は知っています。廃材処理にあまりに多くの金額を請求されるような業者には気を付けるべきです。特に建設会社、工務店ではかなりの金額を乗せています。

参考:ある産業廃棄物処理場受け入れ費用:ここでは石綿(アスベストの処理許可があると思われます)https://www.cue-net.or.jp/shobun/tanka.html

ガルバリウム鋼板の施工メリット、デメリット

ガルバリウム鋼板のメリット:コストパーフォーマンスが良い

現在スレート屋根の葺き替えで最もよく使われる材料は、新ガルバリウム鋼板(スーパーガルバリウム鋼板)です。メリットとして;

  • 耐用年数が、30年以上と長い。メーカーはこれについて言及していませんが私見です。
  • 本体の施工価格が¥6,500/㎡と費用もリーズナブル
  • 材料保証が各メーカーとも25年(穴あき保証)
  • 平米あたりの重量 5Kg/㎡と瓦等他の屋根材に比較して軽量

ガルバリウム鋼板のデメリット:断熱性能、雨音

新ガルバリウム鋼板も厚さ0.35mmの薄い鋼板なので、夏は暑いし金属なので雨音もします。また、もらい錆に弱いですし、塩風に弱いので、海岸近くの家には不向きです。

ガルバリウム鋼板の断熱性能、雨音性能は良くないです。もしこれらの性能が気になるのでしたら、カバー工法や通気工法をお薦めします。カバー工法では下にスレート材を残しますので、その対策になっています。通気工法は更に断熱性能、雨音性能がよいです。

>>> 参照「屋根の断熱性能、屋根材ごとの断熱効果を検証

>>> 参照雨音の測定夜は気になる雨音/各屋根材での測定と対策

 

まとめ

スレート屋根、建坪10坪、屋根面積:50㎡;スレートを撤去してガルバリウム鋼板で屋根を葺き替える工事の概算費用;

  • 約¥760,000 -

スレート屋根の葺き替えには、まずカバー工法か撤去工法かを決めて、新しい材料は、その特徴と価格を考慮して、屋根屋さんの話も良く聞き、比較して決めるのが良いと思います。

参考:本体以外の役物(屋根部品)

屋根の役物の位置

棟部分:赤の矢印

屋根の天辺、この屋根は切り妻なので、二階に1本あります。スレート屋根の場合は金属のカバーがあります。これを「棟板金」と言います。

軒先部分:緑の矢印

屋根で雨水が最終的に雨樋に落ちる部分、雨が確実に雨樋に行くように、屋根の裏側にいかさない為の役物として、軒先に施工する役物です。「軒先唐草」と言います。この軒先唐草がないと雨水は軒先の裏側に回り込み軒天を濡らして腐食の原因になります。確実に雨樋に水を導く役物、部品になります。

けらば部分:ピンクの矢印

軒先とは別の端にあり、勾配がわかる部分です。ここからも雨水の侵入があり、それを防ぐ為の部品があります。けらばの雨抑えです。「けらば」は切り妻、片流れの屋根にある部分の名称です。

壁の取り合い部分:黄色の矢印

この屋根では、二階の壁と一階の屋根の境界に当たります。強い風雨ではここから雨が入り込みますので、それを防ぐ部品が必要です。「壁の取り合い部分」と言います。

屋根の役物、部品はおおかたが、本体のスレート材、材料で雨を防ぎきれない部分は、専用の部品を使って雨漏りを防いでいます。

10坪のスレート屋根の葺き替えは以上です。

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