屋根葺き替え価格は相場を知ることが重要です/価格についてのQA

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スレート葺き屋根;築10年の葺き替え工事葺き替えの見積60㎡で150万円

質問:
屋根葺き替えの価格で疑問です。スレート屋根:60㎡のガルバリウム鋼板(普及品、高級ではないモデルで)のカバー工法って概算はいくら程度ですか?インターネットで調べるともう少し価格は低い気がしてなりません。工務店の営業の方は物腰も低く対応も丁寧なのですが工事価格は150万円でした。

相当に高いのでは?と思っています。相場というものがあると思っていますが、どうでしょうか?概算を頂くことは可能でしょうか?屋根は切り妻、二階建て勾配はそんなに急ではありません。でも足場は必要なんですよね。

回答:
工務店は自社で工事はしません。必ず下請、協力会社に工事をやらせて、30%~50%程度、ひどい会社は100%(つまり相場の2倍の価格)の中間マージンを取ります。

工務店、建築会社の価格帯としては相場かもしれません。屋根屋との直接取引であればお助け隊の相場がありますので、お知らせすると;

■スレート屋根:60㎡のガルバによるカバー工法施工費用

葺き替え項目数量単価単位金額備考
ルーフィング施工費60¥600¥ 36,000ARK-04 ゴムアス仕様
ガルバリウム鋼板本体施工費用60¥6,000¥ 360,000横暖ルーフ/きわみ(古い製品)仕様
本体以外の部品施工費用 一式¥3,000一式¥ 100,000棟板金、その他
足場(4辺囲むとして)150¥800¥ 120,000
税抜き工事合計¥ 616,000概算の為千円未満四捨五入
消費税8%¥ 49280
税込み合計金額¥ 665,000

150万円の工事見積は屋根屋直接の2倍以上の価格設定になっています。下請けの屋根屋、職人にはこの66万円より低い価格で出していることが多く、屋根屋への工賃、営業の給与、会社の儲けなどで価格が膨らんでいます。屋根の単体工事なら屋根屋直接に依頼するべきです。

工務店はかなり以前から、家の建築の仕事が減少していて、建築会社や工務店は本来住宅を新規に建てるのが業務です。しかし、新築物件が少なくなり、リフォーム業界へ進出するしか生き残る道が無くなっているのが現状です。

ですから個別訪問の営業を増やして(通称:たたきといいます。玄関をたたいて訪問し契約を取ってくることから)売り上を確保しようとする会社が後を絶ちません。

実際に支払われる屋根屋への工賃は上の金額よりかなり低くこれの多分半分程度かもしれません。それは材料を工務店が手配して、勿論材料費用にも工務店の儲けが入っています。足場も同じです。

ですから職人さんはかなり安い賃金でつまり工賃で請け負いで屋根の工事をしています。これで良い工事ができると思いますか?工事は是非屋根屋直接にしてください。

 

雨漏りが発生したら屋根の葺き替えなのでしょうか?アドバイス希望

質問:
瓦の屋根で築28年です。2年前、1年前も雨漏りが風呂場の天井からありました。半年前には再度再発し、リフォーム屋さんには塗装した瓦は剥がせないし、瓦は結構古いので製造していない。部分修理は難しくてできないと言わ、瓦の葺き替えをガルバではどうかと薦められました。屋根面積は55平米ですがガルバリウム鋼板への葺き替えで、84万円でした。この価格は、相場なのでしょうか? また本当に修理は不可能なのでしょうか?疑問に思っています。アドバイスお願いします。

回答:
この質問にダイレクトに回答すれば、瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え費用は84万円は妥当な費用と言えます。お助け隊の瓦からガルバリウム鋼板への葺き替え概算費用を下に示します。

葺き替え項目数量単価単位金額備考
セメント瓦、桟木撤去費用55¥2,000¥ 110,000
廃材処理費用55¥2,000¥ 110,000
ルーフィング施工費55¥600¥ 33,000ARK-04 ゴムアス仕様
ガルバリウム鋼板本体施工費用55¥6,000¥ 330,000横暖ルーフ/きわみ(古い製品)仕様
本体以外の部品施工費用 一式¥ 150,000棟板金、その他
一般経費、諸経費一式¥ 40,000
税抜き工事合計¥ 773,000概算の為千円未満四捨五入
消費税8%¥ 61,840
税込み合計金額¥ 835,000概算の為千円未満四捨五入

この屋根の上の条件での葺き替え:瓦を撤去して、下地材(コンパネ)は再利用して、ガルバリウム鋼板への葺き替えの費用は、私の相場感とほぼ一緒で、この屋根屋さんの価格は、相場と言えそうです。(足場は両方とも含まれていません、お話に無かったのでいれていません)

但し修理の説明が引っかかります。「瓦は塗装してるので瓦を綺麗に剥がせない」とは意味が不明です。そんな塗料があるのでしょうか?塗料は表面だけのはず、隣の瓦とくっつているのなら壊してでもルーフィングを確認できると思います。

詳細は不明ですが本当に瓦は剥がせないのか?ここは非常に疑問です。良くない屋根屋、不真面目な屋根屋は修理だと大きな金額が取れないので葺き替えにもっていこうとします。(瓦はセメントの瓦と拝察します)

可能なら自分でその雨漏りの箇所を見ればよいのです。結構そこは遠慮して屋根屋の言いなりになってしまいますが、そのときは別の屋根屋に見てもらう「初めの屋根屋さんは修理が難しいと言ってたけどほんとうですか?」と聞いてみるのも手です。一社の言うことを確認する。重要なことです、面倒ですが。多少瓦と瓦がくっついているかもしれませんが、剥がせないことは常識的にありえないことと思います。

「同じ瓦は製造されていません」と言われたようですが、本当かもしれません。でも一応探してみるのがプロの仕事。思うにこの屋根屋は相当にやる気のない屋根屋と察します。これも面倒ですが瓦専門の職人さんなら、瓦のメーカーやそれと同じようなものを探して使うことをします。瓦は規格ものなので同様のものはあるはずです。

余談ですが、近所の屋根屋さんの対応で、雨漏りを瓦のコーキングで対処したとありましたが、これは雨漏りの修理になっていません。雨漏りの原因はルーフィングが主役ですので瓦を外し、雨漏りの箇所はルーフィングが最終不具合地点です。

このルーフィングやルーフィング付近を処置しなければ本質的には雨漏りは止まったことにならないです。云わば瓦の修理で誤魔化そうとしています。良くあるパターンで、見た目一番上の仕上材を何かしら対処すれば済むと考える屋根屋は多いです。

一回目は雨漏りの修理に失敗しているわけです。つまりまだ修理は終わっていません。一回目の雨漏りなら部分修理でOKです。葺き替える必要はないと思います。その後別の箇所に雨漏りが発生しても部分修理でOKですが、ルーフィングの耐用年数も鑑みてください。

修理の際に一部でもルーフィングが見れます。そのときルーフィングの状態で劣化がひどく進んでいるのなら葺き替えも充分あり得ます。

でもこの修理不能の言い方は非常に疑問です。私ならさっさと別の屋根屋に調査してもらいます。

コロニアルを横暖ルーフαSでのカバー工法工事概算

質問:
築28年です。御社のコロニアルに対する記事に感銘いたしました。雨漏りの修理を実は2回程しましてその2回は大したことが無かったので部分修理で済ましました。しかし今回、3度目の雨漏りは天井から雫が落ちてきたりとかなり重症と思いすみませんが他社の屋根屋に見てもらったら葺き替えた方が良いと言われました。御社のサイトいは我慢ができるかぎり部分修理、でもルーフィングがだめになったら葺き替えと書いてありました。納得のいく記事でしたので、信用できると問い合わせいたします。

私も御社のコロニアルに対する対処のやり方は同じ考えです。しかし、築28年でそろそろルーフィングも「へたってきた」と思いますのでこの際お金も手当できましたので工事を進めたいと思います。

で相場もいろいろ勉強させてもらっています。実際の業者さんから見積をもらって考えたいと思います。メールで結構ですので、金額概算を教えてもらえないでしょうか?宜しくお願いします。

屋根面積:約70㎡(自分で測定しました)、コロニアル葺き、総二階に近いです。勾配は4寸で緩勾配です。足場は必要と思いますが、足場も価格が知りたいです。家の形はほぼ長方形、屋根の形は単純な切り妻です。また2トン車が入れます。他に価格を算出するのに必要な事柄があったらお知らせ願います。

回答:
問い合わせ、ありがとうございます。それだけの情報で充分概算がでます。あくまでも概算であって正式な金額は屋根屋の現地調査の後になります。ガルバリウム鋼板は良いものとの依頼ですので、2016年に発売になったニチハの横暖ルーフαSでの概算です。フッ素樹脂塗装のものもありますがそれを選ぶのでしたら、殆ど同じ金額の石粒付鋼板をお薦めいたします。この石粒付鋼板の概算もお知らせしたいと思います。参考にしてください。(石粒付鋼板の保証:30年、耐用年数は50年です)

葺き替え項目数量単位単価金額備考
ルーフィング施工費70¥ 900¥63,000ニューライナールーフィング
横暖ルーフαS、本体施工費用70¥6,500¥ 455,000スーパーガルバリウム鋼板
本体以外の施工費用 一式
¥ 170,000棟板金、その他
足場の費用175¥ 800¥ 140,000
税抜き工事合計¥ 828,000
消費税 8%¥66,240
合計¥ 894,000概算の為千円未満四捨五入
葺き替え項目数量単位単価金額備考
ルーフィング施工費70¥ 900¥63,000ニューライナールーフィング
石粒付鋼板、本体施工費用70¥7000¥ 490,000ディプロマット、エコグラーニを想定
本体以外の施工費用 一式
¥ 200,000棟板金、その他
足場の費用175¥ 800¥ 140,000
税抜き工事合計¥ 893,000
消費税 8%¥71,440
合計¥ 964,000概算の為千円未満四捨五入

※横暖ルーフαS:穴あき保証:25年、塗膜保証:15年、耐用年数 30年以上

(耐用年数についてはメーカーは何も言っていませんが、保証が25年ということは、耐用年数はそれより長くないと保証は不可です)

※エコグラーニ(石粒付鋼板);材料保証:30年、耐用年数 50年

コロニアルのガルバリウム鋼板でのカバー工法;100㎡で480万円!!この工法の費用・相場って?

質問:
訪問業者の価格なのでおかしい、高過ぎとは思いましたが、コロニアルのガルバリウム鋼板での見積が、カバー工法で 480万円でした。これって相場よりかなり高いですよね?相場ってどのくらいなの?

コロニアル屋根ですが割れ、欠けがあり雨が入り込んで直ぐに葺き替えをしないと雨漏りなどで水が入って「家が大変なことになる」と言われ見積金額を見てこれも異常な金額でした。

私の感覚は普通だと信じていますのでいくら何でもおかしいと思い他の少し大きい建築会社と工務店に見積を貰ったのですがそれぞれ280万円,300万円という価格でした。もう混乱しています。更にインターネットで調べていくと相場は平米で1万円程度ということが分かりました。そのくらいの相場で良いのですか?

コロニアル葺き、寄棟、2階建てですが二階部分のみの葺き替えを考えています、屋根面積:96㎡(約
100㎡と思います)、築11年です。塗装のほうがかなり安いので塗装も考えています。葺き替えが必要で
しょうか?アドバイスをいただきたい。

双眼鏡を持っていて見たら結構割れ、欠け、ヒビがあります。コロニアル材って10年程度でこれほど劣化してしまうものなのか?疑問でもあります。材料の反りなどは塗装では直らないし困っています。何をどうしたら良いですか?まず適正価格が知りたいです。アドバイスお願いします。

 

回答:
コロニアル屋根のガルバリウム鋼板へのカバー工法での屋根葺き替え価格は「本体の施工価格」で比較するのが簡単で分かりやすいです。おおよそ1㎡で1万円程度が相場です。ですから100㎡の屋根面積なら100万円のガルバリウム鋼板「本体」工事費用です。

ちょっと慌てていらっしゃるかもしれないので、落ち着いて考えることが必要です。慌ててはものの本質が見えなくなって失敗します。どこか一箇所に意識が集中して全体が見えなくなります。落ち着いて基本に戻ってください。

まず、ご自分から屋根のリフォームを考えた訳ではない。訪問業者の「脅し」私は「家が大変なことになる」は訪問屋根販売の業者の常套句と思っています。良く考えてください。今は雨漏りは無いようですので、つまり10年足らずで雨漏りが始まって水が大量に侵入して家が大変なことになる???どうしてそんなことになるのか?あり得ないと思いませんか?価格にだけ意識が手中し過ぎていませんか?

雨漏りの仕組みはルーフィング(防水材)の劣化で発生するものです。築10年ではルーフィングはしっかりしているはず、現に雨漏りなど起こっていません。コロニアルが欠けても、割れても、ヒビがあってもルーフィングが大丈夫ですから雨漏りなどは起こりません。何故?防水材が防水機能を持っていますのでこれが穴が空く、破れる、裂ける、などが無ければ雨漏りの起こりようがありません。業者の誇大妄想、誘導、脅かしに乗っかってはいけません。

塗装は雨漏りと関係ありません。屋根の塗装はあくまでも美観の回復ですから、お客様が美しい屋根を取り戻したと思ったら塗装もOKですが、塗装で雨漏りの防止やルーフィングの補修や強化にはならないと、理解できると思います。反りやヒビは塗装で回復できません。ならそのコロニアル1枚を交換でも良いわけで修理の範疇です。全体を葺き替えなくとも済みます。

その上で質問に戻って回答すると、コロニアルのガルバリウム鋼板によるカバー工法本体価格は、おっしゃるように、1㎡あたりおおよそ1万円程度で可能です。ですから100㎡の屋根の葺き替え相場は;

葺き替え項目数量単位単価金額備考
ルーフィング施工費100¥ 900¥90,000ニューライナールーフィング
横暖ルーフαS、本体施工費用100¥6,500¥ 650,000スーパーガルバリウム鋼板
本体以外の施工費用 一式
¥ 200,000棟板金、その他
足場の費用250¥ 800¥ 200,000
税抜き工事合計¥ 1,140,000
消費税 8%¥91,200
合計¥ 1,231,000概算の為千円未満四捨五入

屋根屋によって非常にばらつきがあります。相場とは、「適度な屋根屋の儲けを含んだ一番取引の多い価格帯」と定義します。この相場=適正価格帯を大きく外れる建築会社、工務店は多く存在し、それらを区別するために相見積が必要です。しかも屋根屋直の見積が最低1~2件は欲しいところです。これで相場がある程度把握できるからです。

結論を言うと、今現状塗装はさて置き、屋根の葺き替えを「しなければならない」要因はありません。お客様が将来の為、今お金の余裕があって何かの都合で今やりたいのなら話は別で葺き替えをやっても何ら問題はないです。でも必要性はありません。

二つ目の質問:コロニアルは10年程度で割れ、欠け、ヒビが入るものなのか?

ご存知かもしれませんが、コロニアル(カラーベスト、スレート材とも言います)は、アスベストの問題で2006年(平成18年)にその製造、販売、輸入が禁止になりました。当時は一般木造住宅用ののコロニアル屋根材料を作っていたメーカーは数社ありましたが、この禁止があって売上が激減し、新しいアスベストに替わる新しい鉱物繊維の開発がまだ出来ていません。業界はスレート材事業の廃止、合併等になって2018年にこれら屋根用コロニアル、スレート材を製造しているのは、KMEW一社になってしまいました。

築10年ですので、このKMEW社のコロニアルと思いますが、まだ良い鉱物繊維が開発されたという話を聞かないので、劣化の早いコロニアルなのだと思います。10年程度で反り、ひび、欠け、割れは頻繁に発生しています。製品として10年は厳しい材料なのかもしれません。10年保証と言いながら10年前に不都合が発生するケースは多々あるようです。気をつけたい屋根材料です。

以上です。

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