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屋根を葺き替えなければならない屋根と葺き替えたい屋根

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家族の屋根の絵

屋根の葺き替え/必要性とご自分の意思との違い 

「屋根を葺き替えねばならない場合」と「屋根を葺き替えたい」とう意思の違いについてです。これが混同され、業者に誘導されて、葺き替えさせられてしまうというお話です。これが理解できないと無駄なお金を使うことになります。

屋根の葺き替えを「しなければならない」場合とは?

屋根の葺き替えをしなければならない時期とは、屋根が屋根の機能を全く果たさなくなったときです。屋根の重要な機能である雨漏り、雨を防ぐことができなくたったときです。では築25年で初めて雨漏りが発生したときでしょうか?

 私はそうではないと考えています。初めての雨漏りはその大きさにもよりますが、まずはその雨漏りを止める部分修理です。3年後また雨漏り、部分修理、3回目また修理、このころルーフィングがもう防水の機能を失っています。

ですから屋根を葺き替えなければならない時期とは、ルーフィングが防水の機能をほぼ屋根全面において失ってしまったと強く疑われるとき(ルーフィングの様子は屋根材の上からは正確にはわかりません)このルーフィングを交換する時期です。しかし、物理的にルーフィングだけを交換できませんので、屋根全体、仕上げ材(瓦、スレート、コロニアル、トタンなどの一番上の材料)とルーフィングの交換時期なのです。

 または2019年秋の大型台風で屋根の大半を飛ばされてしまったときのように屋根の大半に損害を受け、部分修理では追い付かない場合は屋根の葺き替えは「必須」になります。

 

今、雨漏りがなければ屋根の葺き替えをする「必要性」はありません。

基本的に雨漏りは部分修理です。屋根全体の葺き替えは必要性はありません。20年を過ぎるころからスレートの直下の防水材、ルーフィングが劣化して防水機能が衰えそこから雨漏りがはじまることがあります。

スレートで言うと1回目の雨漏りは部分修理、何年後かの別の個所の雨漏りも部分修理。更に三回目も同様です。このころから複数個所での雨漏りが起こるようであれば、ルーフィングが全体的に防水機能を失っていますので、ルーフィングだけを交換したいところです。でも物理的にルーフィングだけの交換はできないので、スレート材を含めた屋根の葺き替えが必要になります。

何回目まで我慢できるか?なのです。

でも30年以上経過したスレート屋根で一回目の雨漏りで葺き替えるお客様も大勢いらっしゃいます。これは正しい判断と思いますが、「必須」のことではありません。あくまでもお客様の意思で葺き替えをやったのです。ここらへんを良く区別してください。必要性と意思です。

 

お客様からの相談例で更に詳しく解説です;

屋根を今「葺き替えるべき」かどうか迷っています。放置すれば近いうちに大変なことになるようで心配です。

築25年のスレート屋根です。あるときリフォーム業者が来て「屋根を葺き替えなければ大変なことになる」「スレート材料がかなり劣化している、今屋根を葺き替えないと雨漏りが発生して大変なことになる」と言ってきました。

雨漏りなどは今のところないのですが、スレートの寿命は20年程度で、そろそろ葺き替えの時期なのでしょうか?今葺き替える必要があるでしょうか?確かに屋根材はかなりヒビ、割れなどが発生していて、不安です。訪問業者のことが本当なのでしょうか?相談したいです。

答え:

この屋根屋(訪問業者のようですが・・・)のいうことは、真っ赤な嘘、誇大広告です。脅迫に近いです。一歩間違えば詐欺事件になるような言い方です。「大変なことになる」とは、具体的にどうなるのか?まったく言っていません。多分この屋根屋自身もわからないと思います。

理屈を考えます。

今雨漏りしていないなら、大変なことには「絶対」になりません。しかし、屋根材の劣化があるのならお客様の不安は当然です。でも大規模な雨漏りが発生し、怒涛のように水が部屋に侵入してこないかぎり「大変な」ことにはならいことを理解してください。少しの雨漏りが起きても大変なことに発展するのは何か月、何年後でしょうか?明日や明後日には大変なことになるのでしょうか?

ひどい雨漏りの場合とは、大きな金属物が飛んで来て、屋根材と防水材に10cmほど穴が空いたら、そこから雨がどんどん侵入してきて、壁を濡らし、畳を水浸しにし、壁紙をはがしてしまう。こんな状況の雨漏りは「葺き替え」ではなく、即、屋根の破損個所の応急修理でなければ家中水浸しになってそれこそ大変なことになります。

そんな大変なことになったら、葺き替えなって悠長なこと言ってられますか?まずブルーシートですね、それから破損個所の緊急修理。葺き替えなんてそのあとどうするか?考えることです。

ですから、今雨漏りもしていないのに葺き替える「必要」は全くありません。基本的に雨漏りは部分修理です。このようによこしまな屋根屋は、屋根の葺き替えを薦めます。

20年以上経過した屋根は雨漏りが発生すると、葺き替えを薦めてきます。直ぐに葺き替えないと雨漏りになって、大変なことになる。今葺き替えましょう・・・と。そのときスレート材料のヒビ、割れ、反りが雨漏りの原因になるという前提で多くの心ない業者が葺き替えを薦めます。一番重要なルーフィングについては一言も言いません。これが劣化すると雨漏りになることなど一切説明しないのです。

多分、わざと言わないか、知らないか、本当にスレートが割れたら雨漏りになると信じているのかもしれません。スレート材にヒビがあろうが、割れていようが、反っていてもルーフィングがしっかりしていれば雨漏りにはなりません。これらはルーフィングの劣化を早めることにはなりますが、雨漏りの直接の原因にはなりっこないでのです。

でもこのことを知らないと、騙すとまでは言いませんが、業者に誘導されて、大変だ、直ぐに葺き替えしないと・・・となってしまうのです。

 

屋根をご自分の意思で「葺き替えたい」とき、葺き替えたい場合

屋根の寿命には2つの意味があります。雨漏りに対する寿命と美観の寿命です。この2つも混同されてごっちゃに言われると、葺き替えなければならないのか?葺き替えた方がよいかな??とどんどん誘導されてしまいます。

スレートの塗装の劣化、材料のヒビ、割れ、欠け、カビ、コケなどによって屋根の美観、家の美観が失われていきます。屋根は家のかなりの部分を占めますから、ここが見苦しくなったら、リフォーム「したい」となる訳です。これは必要性ではなく、ご自身の意思です。

スレート屋根で、もう25年も経ったからそろそろ屋根材も良いのみ変えて葺き替えようか。・・・これも判断です。美観も劣化してきているし、まだ雨漏りは発生していないが、起きる前に葺き替えてすっきりしたい。ルーフィングの寿命は20年程度と言われていますので、「MUST」ではありませんが、早めの葺き替えとして良い判断と思います。

あと、技術的なこと以外に、金銭的な要因、家の事情も大きな意思決定の要因です。今はお金に余裕がないからもう少し後でとか、退職金があるうちに今のうちに家をリフォームしたい。などいろいろな事情があると思います。

葺き替えは、2,3万円のバッグや、電化製品を買うのとは違って百万円程度の大きな買い物です。屋根の葺き替えは良く事情も鑑み、業者の言うことを良く聞いて、本当にするべきか?またはしたいか?を良く吟味して実行してもらいたいです。

こんな込み入った相談は是非、屋根工事お助け隊;代表、小形まで電話してきてください。正しい回答を差し上げています。

まとめ

雨漏り発生即葺き替えをする「必要性」はありません。でも美観や材料が劣化してきているので、葺き替えをしても良いと考えます。その目安は美観に対するご自分の判断、気持ちと雨漏りに対する寿命は築年数、ルーフィングの寿命を鑑み決定してもらいたいです。

 

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