ジンカリウム鋼板のカバー工法葺き替え工事(町田市)

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ジンカリウム鋼板でコロニアル屋根のカバー工法工事例

コロニアル、カラーベスト、スレート屋根のカバー工法では、ガルバリウム鋼板材が非常に多く使われていましたが、ガルバリウム鋼板の他に軽くて耐用年数がガルバリウム鋼板より長い、屋根材があります。石粒付化粧鋼板とかジンカリウム鋼板と言われているこれも金属屋根材です。

そのジンカリウム鋼板を使っての屋根葺き替えカバー工法工事例になります。茶色のコロニアルなので葺き替え前と葺き替え後の違いが写真では良くわかりませんが、下の写真が工事前(左)、工事後(途中、右写真)のものです。

スレート&石粒付化粧鋼板

 

●築26年のコロニアル葺き:

カビ、苔の繁殖もなく、綺麗な状態でした。雨漏りがあり、長く住みたいとの要望からガルバより耐用年数の長い石粒付鋼板に葺き直しとなりました。同じ茶色なので遠目には材料の違いが分かりませんが、外観をあまり変えたくないという希望でした。

茶色のスレート屋根

 

●石粒付鋼板は、コロニアルのカバー工法なのでコロニアルの上にルーフィングを張り、石粒付鋼板の本体、役物を施工していきます。ルーフィング(防水材)ですが、一般のゴムアスでは耐用年数が、石粒付鋼板に間に合わないので、数少ない耐用年数が30年以上あると謳っている高耐久性のNEWライナールーフィングを選んでいます。これもカテゴリでは同じゴムアスなのですが、他のゴムアスのカタログには、耐用年数の記述がありません。

ルーフィングと石粒付化粧鋼板

石粒付鋼板が気に入ってもらった訳:

ガルバリウム鋼板を考えていた様ですが、お隣の同じ石粒付鋼板が、ガルバリウム鋼板と勘違いされていたみたいです。お隣2軒とも同じ屋根屋さんが施工したことで信用されたと言っていました。ガルバリウム鋼板より石粒付鋼板を選んだのは、耐用年数と雨音。外観を同じようにしたい。という希望でしたので石粒付鋼板は、決まるのが早かったです。

ガルバリウム鋼板についての問い合わせで、いろいろ屋根材についてお話をしていると、石粒付鋼板を気に入っていただけるお客様が多いです。ガルバリウム鋼板の性能で良く心配されるのは、断熱性能と雨音です。石粒付鋼板は読んで字のごとく、鋼板(ジンカリウム鋼板やガルバリウム鋼板)に細かい石粒をアクリルでコーティング

 

石粒付鋼板の断熱性能:

断熱性能比較 横暖ルーフαS石粒付鋼板

石粒付鋼板である「ディプロマット」、断熱材付ガルバリウム鋼板「横暖ルーフαS」との室内での温度変化のグラフです。両者とも断熱効果が相当あるとは言えないデータですが、ディプロマットと横暖ルーフαSには断熱性能の違いがほとんどないと言えそうです。まあ予想の通りの結果と思います。

 

断熱性能比較コロニアルvs石粒付鋼板

次にコロニアルと石粒付鋼板のディプロマットとの断熱性能の比較実験では、コロニアルのほうがほんの少しですが、温度が高いと分かりました。感覚的には金属板とセメントの板ですので、コロニアルのほうが温度は低くなるのでは?と思っていましたが、違う結果になっています。でも違いはほんの少しです。どちらも気温より10度程度高い温度ですので、ほとんど断熱性能はないと言って良いと思いますが、コロニアル屋根を石粒付鋼板に交換しても今までより環境は悪化することはないと言えます。

夏、涼しくはなりませんが、コロニアルのときより悪化はしないということです。

以上の実験から、コロニアル、ガルバリウム鋼板、石粒付鋼板の断熱性能は、同じであると思います

 

コロニアルの石粒付鋼板によるカバー工法の断熱性能

コロニアル、ガルバリウム鋼板(断熱材付)、石粒付鋼板の断熱性能は同じはわかりました。では石粒付鋼板でのカバー工法の断熱性能はいかほどか?興味あるところです。お客様の関心もあることと思います。下のグラフが、スレート(コロニアル)を横暖ルーフαSでカバーした屋根の断熱性能グラフです。

カバー工法の断熱性能データ

ガルテクトは、横暖ルーフαSと同じくスーパーガルバリウム鋼板の断熱材付製品で横暖ルーフαSとほぼ断熱性能は同じであることが確認されています。コロニアル、スレート屋根にガルバリウム鋼板のカバー工法を用いれば多少温度は下がることが証明できました。カバー工法は断熱性能向上に役立ちます。この実験では5度程度低い温度でした。

お客様もこの結果を考慮され、石粒付鋼板のカバー工法を選ばれました。

 

●写真左:棟部分と本体部分、写真右:谷部分の施工の様子

石粒付化粧鋼板 棟と谷

 

石粒付化粧鋼板

 

 

今回使ったのは、今までのコロニアルの色に近い茶色ですが、色のバリエーションは下の4色です。

色違いの材料写真

 

 

今回は、仕事の都合で、完成時の写真が撮れませんでした。たまたま、となり2軒の家もエコグラーニを施工していたので、全体の完成写真を撮っておきました。完成して2年程度の屋根です。茶とグリーン。

施工例、石粒付鋼板

 

石粒付鋼板拡大写真

 

石粒付鋼板のカバー工法費用

屋根面積:78㎡、2階建て、寄棟、足場を入れての工事の費用になります。

工事項目金額・費用単価単位数量備考
税抜き工事計¥ 932,610
内訳:
ルーフィング、材料費込¥ 70,200¥90078材工共、NEWライナールーフィング
エコグラーニ施工費、材料費込¥ 546,000¥7,00078材工共、保証30年、耐用年数50年
その他部品施工費用¥ 168,000材工共
仮設足場設置&撤去費用¥104,000¥800130工事の為の足場費用
工事費用小計¥ 882,000
諸経費(工事費の5%)¥ 44,410

注意点:

石粒付鋼板のカバー工法ですので、コロニアルの上からルーフィング(防水材)を施工するのですが、エコグラーニの耐用年数は50年ですので、通常のゴムアスでは、耐用年数が足りません。耐用年数50年以上のルーフィングは現在、田島ルーフィングのマスタールーフィングしかないのですが、価格が屋根材料と同じ価格になってしまうので、現実的ではありません。そこで50年とはいきませんが、同じゴムアスでも30年以上の耐用年数を持つ、NEWライナールーフィングを使用しました。価格は少し高めの¥900/㎡、通常のゴムアスでは¥600/㎡程度です。しかし、これで、屋根の耐用年数が30年以上になるのですから、費用対効果は良いと考えます。

このページは以上です。

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