カバー工法の費用

カバー工法/石粒付鋼板での重ね葺き施工費用

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石粒付鋼板もスレート材の上に施工が可能/石粒付鋼板カバー工法費用

石粒付鋼板施工費用タイトル画像

ガルバリウム鋼板はスレート屋根カバー工法の代名詞みたいになっていますが、同じように軽量で耐用年数のより長い金属屋根材として、「石粒付鋼板」も使うことができます。ガルバリウム鋼板より少し高いのですが、耐用年数は50年以上、保証は30年です。石粒付化粧鋼板の特徴は何といっても瓦に匹敵する寿命の長さ。また金属材にありがちな雨音ですが、表面に細かい石粒がありこれで雨を拡散し、殆ど気にならないほど音は小さいです。本体の施工費用は、うちの提携業者で¥7,000/㎡です。

分かり易い屋根のサンプルを使って石粒付鋼板の施工費用をお知らせします。石粒付鋼板材料の施工費用は、相場ではなく、お助け隊の屋根屋の価格を参考に出しています。ガルバリウム鋼板と比較して、少し高い印象です。

石粒付鋼板カバー工法の費用画像

使う家の仕様、屋根の広さ:スレート材からのカバー工法:

  • 建坪(一階床面積):10坪、33㎡
  • 屋根:切り妻型、
  • 面積:49.3㎡(1階:4.14㎡、2階:45.18㎡)
  • 材質:スレート材
  • 工法:カバー工法
  • 葺き替える屋根材:石粒付鋼板(ジンカリウム鋼板)
  • 屋根勾配:4寸:4/10
  • 軒先の長さ、1階:3.13m、2階:11m
  • けらばの長さ、1階:2.86m、2階:13.2m
  • 壁の取り合い:長さ、1階:6.0m
  • 2階の棟の長さ: 6.36m

10坪の屋根伏図

 

葺き替え項目金額単価数量単位備考
ルーフィング施工費¥ 44,370¥90049.3平米NEWライナールーフィング 耐用年数:30年
石粒付鋼板
本体施工費
¥ 320,450¥7,00049.3平米石粒付鋼板、エコグラーニ仕様
棟部分施工費用¥ 31,800¥5,0006.36
2階建大屋根の棟
軒先水きり部分¥ 42,390¥2,50014.13軒先に施工する部品、軒先唐草
けらば部分雨抑え¥ 56,210¥4,00016.06切り妻屋根の横部分
壁の取合部分雨抑え¥ 27,000¥4,5006.0一階下屋の壁と屋根との間の部品
足場設置&解体費用¥100,000¥800125平米工事の為の足場費用
屋根工事の小計¥ 647,835
諸経費(工事費の5%)¥ 32,392
税抜き合計
(千円未満四捨五入)
概算のため
¥680,000

石粒付鋼板でのカバー工法費用についての考察:

石粒付鋼板の施工費用は、ガルバリウム鋼板ほど頻繁に使用される屋根材ではないので、費用の統計データはまだ出せるほど集まっていません。また施工せできる業者も限られていますので、相場と言える価格はだせません。ただお助け隊の屋根屋の価格を参考として表示はできますので、参考にして頂きたいです。

本体の施工費用はガルバリウム鋼板より15%ほど高め、特に軒先、けらば、棟などの役物の材料費、施工価格が高いです。加工の手間も多くなりますし、業者の仕入れ価格も高くなっていると思います。見栄え、耐用年数の問題はありますが、これら役物をそのメーカー純正品ではなく、別メーカーのガルバリウムの製品を使うこともできますので、工事費用を少しでも抑えたいなら検討しても良い方法です。

しかし、材料保証の問題がでてきますので、対応は具体的な屋根屋との相談になります。

石粒付鋼板をカバー工法で使うとき、問題事項と懸念

石粒付鋼板、ジンカリウム鋼板という業者もいますが、これをスレート屋根のカバー工法に使うことは出来ますし、実際に施工の実績もあります。しかし、石粒付鋼板がスレート屋根のカバー工法でベストかと言うと、そうではありません。

石粒付鋼板はガルバリウム鋼板と同じ金属材料ですが、ガルバリウム鋼板の上に細かい石粒をアクリルなどでコーティングした材料ですので、材料を金切りハサミで切断する施工方法ですと、かなり大変。職人さんの話では、小さな屋根1棟やると手の筋肉がこわばって動かなくなり、ハサミもそこの1棟やったらオシャカになってしまうと言います。作業をする方の大変さがわかります。

それで、石粒付鋼板をやらない提携業者も実はいます。それでインパクトドライバーで使える専用のカッターを教えたのですが、それから石粒付鋼板の施工をやってもらえるようになったことがあります。

また、ガルバリウム鋼板と施工のやり方はそんなに違いはないのですが、細かい切断が綺麗に加工出来ない、仕入れの問題なので、まだまだ全ての業者で請け負うことができないようです。(2020年夏)

カバー工法の問題/カバー工法を行う場合心配なこと

スレート屋根なら全ての屋根にカバー工法、その重ね葺きをする軽量な屋根材がなんであれ、気を付けるべきは、下地、スレートがどのような状態か?が気がかりです。一概には言えないですが、雨漏りを長期間放置した屋根の下地は柔らかくなっていて、釘が効かない下地の場合カバー工法が使えません。

その場合は下地及びスレートは撤去して下地から施工しなければなりません。また以上にスレートが傷んでいて、すでにかなりの個所で割れている、ヒビが入っているような状態では、やはりお薦めしません。何故ならルーフィングを固定する時にタッカー(ホチキス)で固定しますが、カバー工法の場合は釘で固定するのですが、ルーフィングにタッカーより大きな穴を空けることになり雨漏りのリスクが大きくなります。

また、既存のスレートが釘を打つと割れて、そのエッジでルーフィングを傷つける可能性もあり更にリスクが大きくなります。スレートのカバー工法はやらないという屋根屋もいますが、その理由は多分工事のリスクを避けたい、綺麗な仕事をしたいという会社の方針なのだと思います。

私はその考え方は正しいと思います。

では、対策はないのか?

それは、ルーフィングを自着式のものを使うことです。通常のアスファルトルーフィング、ゴムアスは、釘を打つことによって穴が空きます。ルーフィングは釘という点で固定されますが、ルーフィングがずれると、穴がおおきくなり、これが雨漏りのリスクになります。また釘を打つとその下の既存のスレートが割れてエッジがルーフィングを破る事故の可能性があります。これを防ぐには、ルーフィングの一面裏に専用の接着剤を塗ったものを使えば、これらを回避できます。

ガルバリウム鋼板にしても、石粒付鋼板でも材料を固定するのに釘を使います。この釘は自着式のルーフィングにも穴を開けます。これは普通のルーフィングと変わらないのですが、裏の接着面はしっかりとスレートの面にくっついているので、ルーフィングがずれて穴が大きくなることはないです。これによって雨漏りのリスクが緩和されるというわけです。

更に良いカバー工法、屋根材の紹介

スレート屋根のカバー工法は、その状態、材料、工法の選び方で雨漏りのリスクを軽減できることが分かったと思います。金属の屋根材ではなく、別の材料、工法を使うと更に雨漏りのリスクを軽減できます。

それは、自着式のルーフィングと接着剤で施工するアスファルトシングルの屋根です。この組み合わせは、釘を使わない屋根葺き替え方法としては、かなり優秀な工法と思います。詳しくはリンクから別ページを参照してください。

 

まとめ

石粒付鋼板のカバー工法施工費用

@サンプルでの考察:建坪10坪、屋根面積:約50㎡

  • 石粒付鋼板でのカバー工法費用概算:¥680,000

 

参考:本体以外の役物(屋根部品)

屋根の役物の位置

棟部分:赤の矢印

屋根の天辺、この屋根は切り妻なので、二階に1本あります。スレート屋根の場合は金属のカバーがあります。これを「棟板金」と言います。

軒先部分:緑の矢印

屋根で雨水が最終的に雨樋に落ちる部分、雨が確実に雨樋に行くように、屋根の裏側にいかさない為の役物として、軒先に施工する役物です。「軒先唐草」と言います。この軒先唐草がないと雨水は軒先の裏側に回り込み軒天を濡らして腐食の原因になります。確実に雨樋に水を導く役物、部品になります。

けらば部分:ピンクの矢印

軒先とは別の端にあり、勾配がわかる部分です。ここからも雨水の侵入があり、それを防ぐ為の部品があります。けらばの雨抑えです。「けらば」は切り妻、片流れの屋根にある部分の名称です。

壁の取り合い部分:黄色の矢印

この屋根では、二階の壁と一階の屋根の境界に当たります。強い風雨ではここから雨が入り込みますので、それを防ぐ部品が必要です。「壁の取り合い部分」と言います。

 

 

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