夜は気になる雨音、雨音の測定/各屋根材での測定と対策

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耳を塞ぐ少年の写真

特に二階で寝ている方、屋根がトタンや金属の家は雨音が気になるかもしれません。各屋根材での雨音をモデルを使って測定してみました。本来音の測定単位は、デシベル「dB」で表わせることが多いですが、数字と実際の耳の感覚は一般の方は良くわからないことが多いので、直接録音した雨音を同じ条件で測定したものを聞いてもらいます。

各屋根材での雨音測定、実験BOXでの測定

実際の住宅の屋根の下には、天井裏があり、天井がありトタン屋根、瓦棒の屋根の直下で雨音を聞くことはないと思いますが、その音は結構な大きさです。実験BOXの屋根にコンパネ、ルーフィングを施工し、その上に各屋根材を張った、実際の屋根構造とほぼ同じ環境で、そのときの屋根の真下40cmぐらいのところ(録音位置も同じ)で録音した雨音 (実際はシャワーの音) は、下の各雨音録音になります。聴き比べてください。

注:画面の音レベルは同じにして比較してください。画面の音量設定が違ってしまうと比較が上手くできません。録音機の録音レベルは固定で同じ条件です。

 

トタン屋根の雨音/波板トタンの測定

横暖ルーフαSの雨音/ガルバリウム鋼板

コロニアル・クワッドの雨音/スレート材

オークリッジProの雨音/シングル材

 

葺き替え替え時に工夫された工法、屋根材で

カバー工法の雨音/コロニアル+横暖ルーフαS

通気工法の雨音/横暖ルーフαS(仕上材)

測定システム、測定環境、水の量:

雨音測定システム

断熱の測定で使ったBOXを使用し、シャワーヘッドから一時間に約60ミリの大雨を降らせます。(写真右)この水の量と距離を変えずに各屋根材の雨音を測定、音の録音はBOXの中にスマホを入れて録音。録音レベルは変えられないのでその録音位置は一緒、音の編集ソフトのレベルも全て同じレベルにしました。BOXの屋根から落ちる音がかなり大きいので、前側には、ルーフィングシートを置き、水が地面に落ちる音を除いています。

横暖ルーフとコロニアルクワッド屋根

やはりトタンの雨音が一番大きいですが、トタンは良く倉庫や納屋に使われることも多く、写真のように下地材が無く柱や梁、垂木に直接釘止めしたものも多くあります。この場合はトタンの雨音測定よりかなり大きな音になります。測定条件が違ってしまうので、測定していませんが、もしこの倉庫や納屋の音と比べて小さいと感じたら、それは下地やルーフィングが無いためと思ってください。

トタンの天井

 

雨音の対策/遮音材や吸音材より効果がある工法

スレート材を撤去してガルバリウム鋼板にした時、心配される雨音は、スレートのガルバリウム鋼板によるカバー工法でかなり雨音は軽減します。コロニアルクワッド/KMEW社のスレート材、コロニアルをガルバリウム鋼板でカバーした、屋根の雨音を比べてください。

コロニアルクワッド/スレート材の雨音

カバー工法の雨音/コロニアル+横暖ルーフαS

通気工法の雨音/横暖ルーフαS(仕上材)

カバー工法はこの場合、スレート材の上にルーフィング+横暖ルーフαSの施工。このときの雨音。

通気工法とは、下地材+35mm桟木+下地材+ルーフィング+ガルバリウム鋼板の構成。元々は通気工法は断熱の意味で施工することが多いのですが、桟木の間が空気の層になっていて、これが音も遮断するようです。かなりの消音効果を実感できます。

雨音の小さい屋根材とは?

金属の屋根材は、表面が平たく雨をそのまま受けて雨音は大きいです。トタンやガルバリウム鋼板はこのために雨音が大きいです。それに対してスレート材、アスファルトシングル、ジンカリウム鋼板などは表面がザラザラして、表面は凸凹しています。これに雨が当たると雨は拡散され、大きな雨音にはならないようです。

通気工法/消音の効果と断熱の効果と

また巷で言われている、スレート材の上にガルバリウム鋼板を施工すれば多少雨音も小さくなるというのも本当のようです。雨音が大きくなるのはスレート屋根の場合、スレート材を撤去してガルバリウム鋼板だけの施工ですと、以前より雨音は大きくなります。ですからカバー工法の意味があり、更に断熱と雨音対策のために通気工法は効果的な工法なのだと考えます。断熱と消音効果が期待できます。

以上です。

 

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